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感情をコントロールする方法/笠原彰

第17回「恥ずかしい気持ちは進歩への第一歩〜野村克也監督語録に学ぶ(5)〜」

メンタルトレーニングの考え方をベースに、ビジネスシーンで沸き起こるさまざまな感情との向き合い方を解説します。(2020年7月30日)

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 今回は、野村監督語録5つのキーワード「プロセス、根拠、他者志向、ライフスキル、恥」(図1)から、恥について、紹介したいと思います。

 

■図1.5つのキーワード

 

5.恥

 

<野村監督語録>
・人間は、恥ずかしさという思いに比例して進歩する。

 

・恥ずかしいと感じることから進歩は始まる。

 

・監督になってからも選手たちに「プロとして恥ずかしくないのか」と声をかけてきた。

 

・真にプロフェッショナルならば、ミスはまず「恥ずかしいこと」と感じなければ失格だ。

 

・恥ずかしいと受け止めて初めて「二度とミスしたくない」と思い、「じゃあ、どうすれば失敗を回避できるか。改善できるか」と考えられるからね。

 

 自己評価に関わる感情のタイプを自己意識的感情といいます。恥は、自己意識的感情に含まれます。恥の定義は、現実または想像上の他者により批判される有害な自己を意味し、苦痛を伴い、自己の価値観や自己効力感(自信)への直接的脅威を意味する自己批判の経験とされています(有光,2001)。

 

 例えば、人前でミスをしてしまった、チームに迷惑をかけてしまったなどです。恥にはメリットもあります。危機を知らせる働きがあります。また自分自身を振り返り、チームの一員として認められるように努力を促すとされ、道徳的感情と言われています(薊,2008)。

 

 

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●文/笠原彰(かさはら あきら)
作新学院大学教授、メンタルトレーニングラボ代表、栃木県体育協会スポーツ医科学委員会委員
日本体育大学大学院修了。プロアスリートや中高生チームへの指導など、メンタルトレーニングに関する豊富な実績を持つ。近年はスポーツ分野にとどまらず、一般企業のビジネスパーソンのメンタルスキルトレーニングや講演活動も行っている。著書に『誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング』(学研プラス)、『気持ちの片づけ術』(サンクチュアリ出版)、『ゴルフのメンタルテクニック エビデンスに基づく 50のドリル』(ゴマブックス)。
http://mt-labo.sakura.ne.jp/

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