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ビジネスパーソンが抱えるさまざまな課題について、解決やキャリアアップにつながるヒントを学びます。(2020年12月17日)
最近私は整体整骨院に通い始めました。長年にわたり体の痛みや違和感を自覚しつつもなんとなくやり過ごしていたのですが、年々痛みは増すばかり。いよいよ自分をごまかし切れなくなり、恐る恐る整体整骨院の扉をくぐることにしたのです。
治療の前にまず行われたのは、整体師の先生による丁寧なカウンセリングでした。カウンセリングを受けながら、私はあることに気が付きました。その快方に向けたプロセスは、研修においての効果的なプロセスと非常によく似ていたのです。
では、どのような点が共通していたのでしょうか。弊社で人気の定番ビジネスマナー研修になぞらえながら、そのポイントをまとめてみました。
1.今の状態を知り、問題点を明確にする
カウンセリングでは、まず自分の状態を知ることから始まりました。私の場合は「骨盤の歪みによる姿勢の悪さ」という現状と、それが原因で「筋肉に負荷がかかり痛みを引き起こしている」という問題点が洗い出されました。そして「歪みと姿勢を矯正して体幹を整える」という課題が導き出されたのです。
弊社の定番コース「まずはここから! 基本ビジネスマナー」では、研修の冒頭でまず自身のビジネスマナーの習熟度をセルフチェックします。改めて「できていないこと」を自覚することで、課題を浮き彫りにするのです。最初に課題が明確になることで、研修に取り組むモチベ―ションはグン!と上がります。この「現状を知り、課題を浮き彫りにする」という過程は、研修を効果的にするうえでとても重要なポイントとなります。
2.「なりたい自分」をイメージする
そして「具体的な目標を立てる事」が2つめのポイントです。理想的な自分の姿をイメージすること、これはのちのプロセスにおいて大切な指針となります。最初に明確になった現状と課題はいわばスタート地点。ゴールを定める事で、そこへ到達するための道筋が見えてくるのです。
治療においては、言うまでもなく「痛みのない健康的で快適な生活」が最終目標です。研修の場面ではもっと具体的な目標を立てる事が可能でしょう。「正しい敬語が使えるようになりたい」「自信を持って電話応対ができるようになりたい」「スマートな接客を身につけたい」など、業種によって目標はさまざまですが、なりたい自分の姿をしっかりとイメージしてフラグを立てることで、迷子になることを防ぐのです。
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●文/藤崎美佐子(ふじさき みさこ)
株式会社アイデム 西日本事業本部キャリア開発支援チーム/研修事務局担当
専門学校卒業後、アパレル業界で服飾の専門職に従事する。出産・育児を経て社会復帰し、葬祭会社で司会やイベント企画の業務に携る。その後2011年、株式会社アイデムに入社。顧客管理やアフターフォロー業務の他、主にビジネスマナー研修の企画、担当講師との様々な調整、当日の運営業務を手掛ける。お客様に「快適に学べる環境」を提供できるよう、日々精進しています。
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