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はたらくりっぷ

コロナ禍における時間の使い方

社会で働くときに、知っておきたいこと、身につけておきたいこと、考えておきたいことなどを解説したり、考察します。(2021年2月25日)

若年層のゲーム時間増が顕著 

 

 厚生労働者は、感染拡大前後の生活スタイルの変化を尋ねました(新型ウィルス感染症に係るメンタルヘルス調査)。下表はその結果です。外出の自粛や在宅勤務、時間外労働の減少によって、以前より増えているであろう自分時間で、若年層(15〜19歳、20歳代、30歳代)のゲームをする時間が増えたということのようです。

 

 もともとゲームをやる習慣を持つおじさんは多くないというご意見もあろうかと思いますので、「普段ゲームはしない」と回答した方を除いて再集計してみましたが、若い年代ほどゲームをする時間が増加している結果となりました。

 

 

■表

 

 

 これが悪いことではなく、若い方ほど、興味の対象がゲームにあるというのは当たり前のように思われますし、おじさんにおいては、飲酒量が増えている様子もややうかがえます。わたしも後者のその口です。

 しかし、何故気になったのかというと、以前にも気になる調査があって、その結果に関連していると感じたからです。下記が、その結果です。

 

・15年間で7.51%減、何らかの自己研鑽をした人(2001~2016年)
・働き方改革でできた時間を自己研鑽にあてるのは相対的に40歳以上が高い傾向

 

 こちらの調査結果は、独立行政法人経済産業研究所の「働き方改革と健康経営に関する研究」の一部(黒田祥子教授(早稲田大学)/山本勲教授(慶應大学)の研究成果)。自己研鑽に費やす時間が全体的に減少傾向にあり、働き方改革で減った残業時間を自己研鑽に充てる傾向はわずかにあるものの、増やしているのは相対的におじさんの方で、若年層は「自己研鑽の時間を増やしていない」というのです。

 

 おじさん層よりも若年層の方が「自己啓発時間が長い」というのは、様々な調査で出ている傾向です。上記結果は、取り組む人の割合や時間の増やし方は、若年層の方が相対的に少なくなっているという事ではないかと思います。

 

 一般的に、若年層は、仕事をするための知識や技能を経験によって積んでいくものですが、その経験をより進化(深化)させるために自己啓発を行っているため、結果としておじさん層よりも自己啓発に時間を費やす必要があります。若年層が働き方改革の時間外労働抑制やコロナ禍での在宅勤務、帰休などで新たに得られた時間を自己啓発に使用していないのは、何故なのでしょうか?

 

 

 

 

現在バイアス〜人は目の前の誘惑に弱いもの〜

 

 私が当社で国家資格取得向けの講座の運営を担当していたころ、よく感じていたことがあります。それは、現状に満足していない(今の職場がイヤ、転職したい)人ほど、学習意欲が高い(結果合格率も高い)ような気がするといった感覚です。目の前に回避したいことがあれば、そのために一生懸命になる。当たり前といえば当たり前ですが、そのような感覚が働いているのかもしれませんね。今の若手とおじさんでは、目先の危機感が大きく異なるからかもしれません。

 

 各企業において、働き方改革や売り手市場で採用獲得や定着促進のために労働環境の整備が進み働きやすい環境が整えられつつあります。わりに今の職場に満足していて、目の前の労働条件に不満がなければ、余暇も楽しみたくなるものかもしれません。

 

 逆に、今の中高年は年金の減少、年功序列の廃止、退職金の減少等々、自身が若手のころに約束されていた将来像が崩壊しかけているのを目の前にし、大きな危機感を抱えているようにも感じます。某CMのように「時代はデラックス(DX)」と言っているようでは、時代の波に乗ってはいけません。子供のおもちゃにはとにかく何でもDXがついていたりしますので、そう思うのも無理ないですかね? DX〇輪刀とか、DX○○ウォッチとか…。

 

 現在では、ジョブ型雇用の推進に大きな注目が集まっています。ジョブ型雇用の原則的な考え方は、人に仕事を合わせるのではなく、仕事に人をつける(雇用する)というものです。仕事に人をつけるようになると、企業は自社で教育をする必要がなくなります。

 

 ここまで、極端にはならないとは思われますが、これからは自身のキャリアは自身で切り開いていくことがより必要になっていくと思われます。なかなか、長期的な視点に立って考えるのは難しいことですが、目の前の誘惑に負けないようにしなければなりませんね。

 

 


●文/株式会社アイデム 東日本事業本部 データリサーチチーム

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