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繁盛店になる店舗マネジメント/岡本文宏

第2回「視点を変える」

店舗マネジャー、FCオーナーとして14年、商店主専門のビジネスコーチとして16年、合わせて30年間、現場に関わってきた著者が解説します。(2021年5月6日)

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店長としては三流以下

 

 コロナ禍に陥り、対面接客がなかなかやりづらい中でも、店長は予算達成をミッションに、日々、孤軍奮闘しています。

 

 そうした中でスタッフを見ていると、のん気に構えていて、店のことを他人事として考えているかのように思えてしまう場合があります。また、思ったように動いてくれず、イライラすることもあるでしょう。店長としての付帯業務も抱えながら、プレーヤーとして、売上作りも行わなければならないとなると、ふと、自分だけが頑張っているように思えてくることがあります。

 

 私がアパレル専門店チェーンで店長をしていたときが、まさにこの状態でした。比較的大型店を任せられていたこともあり、週末の売上予算は非常に高く、大きなプレッシャーを感じていました。

 

 

 

 

 当時の私は、是が非でも予算を達成させなければならないという強い使命感を持っていたこともあり、毎日、馬車馬のように働いていました。店の半分の売上を自分で作っていたので、昼休憩が夕方の5時過ぎという日もざらでした。自分が休みの日には、やるべきこと(指示)を事細かにコピー用紙に書き、それを事務所の壁に張り出すようにしていました。日によって、その用紙が5〜6枚に及ぶこともありました。当時の私は、スタッフのことを信頼していなかったのだと思います。

 

 そして、休み明けに出勤したときに、自分の指示がキチンと実行されていないことに、毎度がっくり肩を落とすことになっていたのです。自分はこれだけ頑張っているのに、「なんで、スタッフは気持ちをくんでくれず、言ったとおりにやってくれないのか!」と腹を立てることもありました。

 今から思うとお恥ずかしい話ですが、店長としては三流以下ですね…

 

 

視点を変える

 

 もし、本連載をお読みのあなたが、当時の私と同じような思いを抱いていたとしたら、スタッフのことを見たり、考えたりするときに視点を少し変えてみることをお勧めします。そうすると、実はスタッフは店長が考えている以上に「頑張っている」ことが分かります。

 

 

>>>次ページにつづく

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につづく

 


●文/岡本文宏(おかもと ふみひろ)
メンタルチャージISC研究所株式会社代表取締役、繁盛企業育成コーチ
アパレル店勤務、セブンイレブンFC店経営を経て、2005年メンタルチャージISC研究所を設立。中小企業経営者、エリアチェーンオーナー、店長などに向けた小さな組織の人に関する問題解決メソッドや、スタッフを活用して業績アップを実現する『繁盛店づくり』のノウハウを提供している。『人材マネジメント一問一答』(商業界)、『店長の一流、二流、三流』(明日香出版)、『繁盛店のやる気の育て方』(女性モード社)など著書多数。
https://okamotofumihiro.com/

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