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人の心が引き起こすさまざまなトラブルを取り上げ、その背景や解決方法、予防策などを探ります。(2021年8月17日)
結婚している人がパートナーについて、「空気のような存在だ」と言うのを聞いたことはないだろうか。もしそれが、いてもいなくてもいい存在という意味だったら残念なことだ。
自分のことしか考えない
紗枝はテレビを見ていると、夫が番組の些細なことにケチをつけるので聞き流していた。すると夫は「なんで、同意しないんだ!」と怒り出し、「前の嫁と同じだな。いつも俺の意見を聞こうとしない」と言った。一事が万事この調子なので、最近は一緒に暮らしていても幸せを感じられない。ついに別れる決心をしたが、まだ言っていない。
自分勝手な夫に恐怖を感じ、別れたいと考えるケースもある。近年、飲酒運転が社会問題になっており、子供を巻き込んだ死傷事故などが注目を集めている。由美の夫は大の酒好きだ。過去に酒を飲んで車を運転したことがあるようだった。何度も「運転するならお酒は絶対に飲まないで」と言っているが、いつもカラ返事で本当に伝わっているのか、不安だ。
そんな夫に恐怖を感じ、関わりを持ちたくないと思うようになった。役所に行って離婚届けもらい、別れることを決めた。
面白みのない夫
結婚して10年になる裕子の夫は公務員だ。自分にも子供にもやさしく、職場でも頼られていて人望がある。大酒を飲むわけでもなく、不倫もせず、家族思いの完璧な夫だ。だが、その夫が嫌になった。一緒に暮らしていても、まったく面白くなかった。とにかく会話がつまらない。結婚するには無難な人だが、あまりにも退屈だった。
これからの人生を考えたとき、夫と2人で生きていくと思うとゾッとした。子供はまだ小学生だが、看護師として働いてるので別れても経済的に困ることはない。来年には離婚するつもりでいる。
32歳の寛子にはパートナーがいる。籍を入れると縛られる気持ちがして嫌だったので、事実婚という形をとった。一緒に暮らして6年になるが、パートナーに嫌気がさしていた。彼が音を立てて食事をしていると全身に鳥肌が立つ。彼が浴室や洗面所を使った後、汚れたところを掃除しないままにしていることに怒りを感じた。以前はがまんしていたが、だんだん許せなくなり、今では許せなくなった。
パートナーに生理的な嫌悪を感じたら、一緒には暮らしていくことはできない。寛子は別れるしかない、と決心した。
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●文/河田俊男(かわだ としお)
1954年生まれ。心理コンサルタント。1982年、アメリカにて心理療法を学ぶ。その後、日本で心理コンサルティングを学び、現在、日本心理相談研究所所長、人と可能性研究所所長。また、日本心理コンサルタント学院講師として後進を育成している。翻訳書に「トクシック・ピープルはた迷惑な隣人たち」(講談社)などがある。
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