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働くヒトのメンタルケア/大美賀直子

GW明けから続く不調。スタッフの「五月病」を和らげる上司の上手な言葉かけ

職場や家庭など、日常のさまざまなシーンで起こるメンタルの不調やストレスへの対処を解説します。(2022年5月17日)

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最近元気がないスタッフは「五月病」かも? 10項目でチェックしよう

 

 ゴールデンウイークが明けるころは、年度替わりから続いていた緊張の糸が切れ、心身の疲れが表れやすくなる時期です。この時期に気をつけたいのが「五月病」。五月病とは、新年度のストレスを乗り越えた人が、ゴールデンウイーク明けごろから急に意欲をなくす心身の不調です。

 

 

 

 

 最近、スタッフに次のような変化が生じていないか、10項目をチェックしてみましょう。5つ以上当てはまれば、五月病の可能性が高いと考えられます。

 

・定時ギリギリに出勤するようになった
・眠そうな様子をしており、よくあくびをしている
・あいさつの声に張りがない、うつむき加減であいさつする

 

・「朝食を食べなくなった」と言う。昼食の量もとても少なくなった
・午前中は特に元気がなく、ぼーっとしていることが増えた

・仕事でのミスが増えた。もの忘れが増えた

 

・書類を期限ぎりぎりに提出するようになった
・どことなく顔つきが暗い。憂うつそうな表情をしている
・服装や髪の乱れが目立つ。だらしない印象になった
・会話をしたがらない。一人でいることが増えた

 

 

仕事の悩みが原因なら、上司が上手に気持ちを聞いてみよう

 

 五月病は医学的な病名ではなく、多くは一過性の不調です。仕事が終わったら早めに帰宅し、十分な睡眠をとって体を休ませること。そして、しっかり気分転換することができれば、じきに回復するでしょう。

 

 一方、不調の原因に仕事の悩みがある場合、セルフケアだけで回復させるのは難しいものです。上司が上手に気持ちを聞きだし、相談に乗ってあげる必要があります。スタッフの気持ちを聞く際には、相手の「どの行動が以前と変化しているのか」を具体的に示し、心配しているという気持ちを伝えることが重要です。

 

 「最近、定時ギリギリに出勤するようになったよね。あいさつの声にも張りがないし、食欲もだいぶ減っているようだけど、思いつめていることでもあるのかな?」。このように相手の行動の変化を具体的に伝えると、スタッフも不調の理由を打ち明けやすくなるでしょう。

 

 

>>>次ページにつづく

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につづく

 


●文/大美賀直子(おおみか なおこ)
メンタルケア・コンサルタント、公認心理師・産業カウンセラー
大学卒業後、出版社やIT関連企業などで編集職に携わった後、独立。心理学を学び、メンタルヘルスに関するさまざまな資格を取得。インターネットやテレビ、ラジオ、新聞、雑誌など、多様なメディアでメンタルヘルスやコミュニケーションに関する情報発信を行う。働く人の心の健康に関する造詣が深く、産業分野でのカウンセラー、研修講師として十数年の実績をもつ。所有資格は公認心理師、精神保健福祉士(以上、国家資格)、産業カウンセラー。著書に『大人になっても思春期な女子たち』(青春出版社)、『働く私の「自分時間」』(明日香出版社)、『どうして会社に行くのが嫌なのか』(アスキー新書)など多数。
https://www.mentalcare555.com/

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