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ココロの座標/河田俊男
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個人の働き方や企業の人事労務、行政の労働施策など、労働に関するニュースを取り上げ、課題の解説や考察、所感などをつづります。(2020年10月29日)
今年も残すところ、2カ月余りとなりました。世界中が新型コロナに翻弄され、今も収束の見通しが見えない中、1年が終わりつつあります。歴史を振り返ると、人類はさまざまな感染症に襲われてきました。感染症の流行は、人々の考え方や行動様式を変えるきっかけにもなっています。例えば、代表的な経口感染症であるコレラは、公衆衛生という考え方を生みました。
新型コロナも、これまでの社会とは違った行動様式を生み出しています。場所や時間にとらわれない働き方であるテレワークはその1つです。コロナ以前から在宅勤務やオンライン会議など、ICT(情報通信技術)を活用して仕事をする取り組みはありましたが、コロナ対応で一気に広まりました。また、今回急速に進んだのがオンラインによる採用活動です。感染拡大を防ぐため、会社説明会や面接をオンラインで実施せざるを得ない状況になりました。
転職のきっかけはテレビ番組
新しい行動様式を推進していくには、これまでのやり方を移行するだけでは済まないことも出てきます。例えばテレワークは直接、顔を合わせる機会が減るので、コミュニケーション不足に陥りやすい面があります。そのため、コミュニケーション不足を補う取り組みが必要になってきます。
採用活動も、オンラインだけで会社の魅力を伝えるには難しい面があるでしょう。これまでとは違った工夫が必要です。
リアリスティック・ジョブ・プレビュー(RJP)という言葉があります。意味は「現実的な仕事情報の事前開示」で、求職者に自社のことや仕事内容などについて、よい面だけでなく悪い面も含めた、ありのままの情報を提供することを指します。RJPは企業と求職者とのミスマッチを軽減し、定着率を高める効果が確認されています。
RJPではありませんが、求職者が会社のありのままの様子に魅力を感じたことが、採用につながったというエピソードを紹介します。NHKで、働く人の昼食を紹介する『サラメシ』というバラエティー番組があります。先日放送された内容で、同番組がきっかけで転職したという女性がいました。転職先の会社を知ったのは、社長夫婦が『サラメシ』に出演していたこと。自宅で弁当を作る社長夫婦の様子を見て、飾らないその姿にひかれ、会社に興味を持ったそうです。女性は転職活動にあたり、企業が取り上げられているテレビ番組をよく見ていたと言います。
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●文/三宅航太
大学卒業後、出版社、編集プロダクション勤務を経て、2004年、株式会社アイデム入社。データリサーチチーム所属。同社がWebサイトで発信する「人の戦力化」に関するコンテンツの企画・編集業務に従事する。さまざまな記事の作成や数多くの企業を取材。
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