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アイデムの人材育成・研修部門の担当者が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。(2021年12月2日)
日々の子育てを通じて、人材育成に繋がるヒントを得ることは案外多いものです。6歳の娘との対話から感じ、気づいたことをみなさまにもお伝えしようと思います。ビジネスの現場に置き換えてみてください。みなさまの職場で当てはまることもあるのではないでしょうか。
習い事に行きたくない! その理由とは?
娘は6歳の年長さんです。週に2回、近くの学習塾に通い、算数を習っています。はじめは1〜120までの数字を覚える反復練習を。その次のステップが足し算です。現在、「+(たす)5」を学習中です。
習い始めの頃は新しく覚えることを楽しんでいたのですが、ある時から「行きたくない」と言い出しました。理由を聞くと、「だって、何回も間違えるから恥ずかしい。1回目で100点取れないもん」と。「間違えてもいいんだよ?」と伝えてもどうも納得をしません。一体どのように伝えればよかったのでしょうか。
褒め方に問題あり? 私がやってしまった残念な声がけ
学習塾は教室で各自問題を解き、採点。間違いがあれば解きなおし、100点にしてから返却します。やはり100点は嬉しいもので、自宅に戻ると自慢げに見せてきます。私もそれを見て、『100点すごいね!頑張ったね!』とよく声をかけていました。よかれと思って褒めていましたが、実はこれが残念な褒め方だったのです。
娘は“正しい答えを導き出すことがいいこと。だから褒められる。”と認識してしまいました。そのため、“失敗・間違いはダメ。恥ずかしい。”と思うようになりました。そのことが、初めに述べた「行きたくない」に繋がってしまったようです。
もうみなさんお気づきですよね?
私は結果だけを褒めていました。もちろん心の中では、一生懸命頑張ったこと、間違えても解きなおして正解を導き出した過程も、嬉しく思っていました。しかし言葉にしなければ伝わりません。そして受け手によっては誤解を生む場合もあります。
結果だけではなく、過程を認める大切さ
私は宿題を解く過程にもっと目を向けるようにしました。まだまだ時間はかかるものの、自分で間違いに気づき、解きなおしている姿も見られました。私は「一度間違えても、それに自分で気づいてやり直せたこと」を言葉にして褒めました。また、以前と同じ量を前よりも早く解けた、間違える回数が減ったなど、過去の本人の内容と比較をし、成長を褒めるようにしました。
それを続けるうちに、本人の口からも「ここ間違えちゃったけど自分で気づいてできたんだ〜!」と嬉しそうに話してくれることが増えました。小さな自信につながったようです。
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●文/横越有紀子(よこごし ゆきこ)
株式会社アイデム 西日本事業本部 キャリア開発支援チーム/人材育成・研修プランナー
育休後アドバイザー
大学卒業後、アパレル会社に入社、6年半勤務。販売員として従事する中、店舗運営、現場での新人・後輩指導に携わってきた。上司からの教え、後輩指導を通じ、「人材育成」の大切さを痛感する。その後、「真剣に仕事に向き合う人の力になりたい」と考え、株式会社アイデムに入社。結婚、出産、育児休業を取得後、時短正社員として復職。復職後は、仕事と育児の両立に課題を感じ、育休後アドバイザーを取得。現在、企業様向けビジネスセミナーの企画・運営・事務局に従事している。
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