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職場や家庭など、日常のさまざまなシーンで起こるメンタルの不調やストレスへの対処を解説します。(2022年4月12日)
新規スタッフとの関係構築に必要! 活気あるコミュニケーションと組織活性化
4月は、新卒や異動などの新規スタッフを迎え、職場が活気づく時期です。同時に、新規スタッフとの信頼関係の構築には気を使い、エネルギーを消耗しやすいもの。特に新型コロナウイルスが流行してからは、フェイス・トゥ・フェイスでの会話が進みにくく、コミュニケーションに難しさを感じている方は少なくないものと思います。
とはいえ業務の質を高めていくには、チームワークをよくし、活気あるコミュニケーションが何よりも大切です。そのチャンスの1つが、新規と既存のスタッフ、上司との間で新しい絆を生み出し、組織を活性化させること。ただし、新規と既存のスタッフ、上司の三者間で信頼関係を築くには、心得ておくべきコツが2つあります。今回の記事で、そのポイントを把握しておきましょう。
新規スタッフには既存スタッフから声をかけ、温かいムードで接する
1つ目のコツは、上司や既存スタッフから新規スタッフに声をかけること。新規スタッフは、職場に慣れるまでは緊張の連続です。「この職場はどんな雰囲気なのだろう」「快く迎えてくれるだろうか……」、このような不安が常にあり、非常に神経を使っているものです。この不安を解消してもらうためには、上司と既存スタッフから新規スタッフに細やかに声をかけ、そして、温かい雰囲気で接していくことがとても大切です。
新規スタッフは職場特有の文化をまだよく理解できておらず、空気の読み方もよく分かっていません。自分の存在を周りが受け入れてもらえないと感じてしまうと、途端に自信を失い、上司や既存スタッフ、組織に対しても疑心暗鬼になってしまうものです。だからこそ新規スタッフには、上司と既存スタッフの側から話しかけて雑談などを交わしながら、不安を和らげていく必要があります。
既存スタッフにねぎらいの言葉をかけることで、新規スタッフとの関係を良好にする
2つ目のコツは、上司が既存スタッフを大切にし、日頃の苦労をねぎらうことです。なぜなら新規スタッフの存在は、多少なりとも既存スタッフのプレッシャーやストレスを増やす要因になっているからです。
例えば、新規スタッフの個性や能力は、既存スタッフの劣等感やコンプレックスを刺激することがあるかもしれません。互いの相性が合わず、既存スタッフのいら立ちを誘う場面もあるかもしれません。その結果、既存スタッフが新規スタッフに対して、悪気はないのにクールな態度で接してしまうことがしばしば起こりがちなのです。
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●文/大美賀直子(おおみか なおこ)
メンタルケア・コンサルタント、公認心理師・産業カウンセラー
大学卒業後、出版社やIT関連企業などで編集職に携わった後、独立。心理学を学び、メンタルヘルスに関するさまざまな資格を取得。インターネットやテレビ、ラジオ、新聞、雑誌など、多様なメディアでメンタルヘルスやコミュニケーションに関する情報発信を行う。働く人の心の健康に関する造詣が深く、産業分野でのカウンセラー、研修講師として十数年の実績をもつ。所有資格は公認心理師、精神保健福祉士(以上、国家資格)、産業カウンセラー。著書に『大人になっても思春期な女子たち』(青春出版社)、『働く私の「自分時間」』(明日香出版社)、『どうして会社に行くのが嫌なのか』(アスキー新書)など多数。
https://www.mentalcare555.com/
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