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フットマーク株式会社/全社員が経営参画 個人の自主性を引き出すしくみ

フットマーク株式会社では社員の自主性を引き出すために、さまざまな取り組みを行っている。

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担当部門が商品企画から販売まで


  1946年創業のフットマーク株式会社(東京・墨田区)は、水泳・介護・健康関連用品の企画・製造・販売を行っている。売上の約7割を水泳関連用品が占め、学童の水泳帽、水着においては国内シェア50%を誇る。


  2万種類にも及ぶという水泳関連用品は、水に浮くことのできる水着や自由自在に曲げたりつないだりして楽しめるポール型の水中運動遊具など、創意工夫にあふれたものも数多い。こうした商品のアイデアは、担当部門の社員が全員で考える。


  同社には企画開発の専門部署がなく、組織は取り扱う商品別に分かれている。例えば、学校向けの水泳用品を扱うスクール部、一般向けの水泳用品を扱うウェルネス部、介護用品を扱うヘルスケア部などがある。各部門が、担当する商品の企画から販売まで一貫して行っているのだ。他部門にこれを頼れないため、社員は自ら考え、自発的に動くことが求められる。


社員全員で、会社の目標を決める


  同社の3代目社長、磯部成文さんは組織づくりにおいて、何よりも社員の自主性を重んじている。全体の方針や方向性など、社長として必要最低限のこと以外は、ほとんど口を出さないという。
「人に言われてやるよりも、自分で考えてやったほうがいい結果を生むと思います。大事なのは、それぞれの個性を生かし、可能性を引き出すことです」

  それを実現するのが、“重点目標設定書”だ。社員たちは設定書で自ら立てた目標を意識しながら、日々の業務にあたる。水泳事業部の水泳製造部に所属する木村元気さんは言う。
「会社の目標から部門の目標、それから個別の目標を設定するわけですが、そもそも“会社の目標をどうするか”から、みんなで意見を出し合って決めます。“課題出しシート”をもとに、社員たちはそれぞれ全社的な課題や問題点をあげます。社長方針、部門長会の決定を経て、すべての大本となる会社の目標を設定しています」









 


代表取締役社長 磯部成文さん


 最終的に個別に立てた目標は、一人ひとりが全社員の前で発表することになっている。
「この個別の目標発表は“大会”と銘打って、丸1日をかけて行います。人前で発表することは当人の意識づけになりますし、聞くほうも刺激を受けます。また、目標の発表だけでなく、前年度に目標達成をした人の表彰なども行っています」


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●フットマーク株式会社
所在地/東京都墨田区緑2-7-12
創業/1946年
従業員数/68人
資本金/8500万円
年商/40億3600万円(2011年8月期)
事業内容/水泳用品、介護用品などの企画・販売・製造
ホームページ/
http://www.footmark.co.jp/  

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