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人材育成のツボ

採用から定着までの育成計画〜7つの時期で考える〜

アイデム人と仕事研究所の研修部門の所員が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。

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  「七五三現象」ということをお聞きになったことはあるでしょうか。中卒者の7割、高卒者の5割、大卒者の3割が入社3年以内に辞めているという現実を表した言葉です。辞めてしまう理由はさまざまあると思いますが、3年以内に退職というのは、辞める本人にとっても、辞められる企業にとっても、双方にプラス材料はないのではないでしょうか。


 企業にしてみれば採用と育成のやり直し、時間も手間も経費もかかることになります。
新人・若手社員の定着率と就業意欲を高めるために、教育研修の充実が大きな効果をあげます。


 入社直後に導入研修を行なう企業は、数多くあります。社会人として必要な心構えやスキルを身につけてから仕事の現場に送り出すことによって、新人の現場での不安や戸惑いを軽減し、安心して働いてもらおうというわけです。受け入れる現場の先輩スタッフにとっても、基本的なことを身につけている新人であれば、現場でのOJTがスムースに行なえるというメリットがあります。


 戸惑いや不安の積み重ねが、やがて退職につながるということは容易に想像できますので、この導入研修は、新人の定着に一役も二役も果たしていることになります。


 更に、「七五三現象」を起こさないためには、3カ月目、1年目、3年目といった節目で、新人のモチベーションを上げるプログラムを実施する必要もあります。いわゆるリテンション(※1)プログラムと呼ばれるものです。この3カ月目、1年目、3年目の節目の時期には、後に何回か訪れるキャリア・プラトー(※2)と言われる現象に似た頭打ち感があり、モチベーションの低下が起こります。放置すると「隣の芝生」現象とあいまって、退職につながるケースが起こります。

※1 リテンション
優秀な人材の退職による流出を防ぐために行なう、よい関係を維持する施策

※2 キャリア・プラトー
昇進や昇格が頭打ちの状態になり、又そうなったと感じることによりモチベーションが低下し、能力開発の意欲が高揚しなくなった状態のこと。挫折や消沈から転職を考えるケースが多い。プラトー(plateau)とは、高原、台地を表す英語。


 次ページに定着を図る施策としての教育研修が必要となる時期を7つ取り上げ、ポイントをお伝えします。貴社の育成計画の参考にしていただければ幸甚です。

>>>次ページに続く

 

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●文/吉野秀一(よしのしゅういち)
アイデム人と仕事研究所 研修プランナー。法人向け営業担当、学習塾経営、河合塾国際教育センター常勤講師(中華民国対外貿易発展協会に出向。対日貿易人材養成を担当)を経て現在、アイデム人と仕事研究所にて就職セミナー、キャリアカウンセリング、新入社員研修などの講師、また多くの企業の人事担当者と面談し、採用と育成についての企画・提案を担当。採用側、求職者側両者の視点での面接と採用に関する講演も数多い。

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