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シゴトの風景

第19回「日本で働く」

働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。

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●ジョン・キーディスさん(仮名・30歳・メーカー勤務)


 9年前、アメリカの大学から留学生として来日したジョン・キーディスさんは卒業後も帰国せず、日本で仕事をしている。勤務先は、アメリカに本社がある食品メーカーの日本支社だ。


「日本で働きたい気持ちはありましたが、実際は難しいと考えていました。留学生で、日本での就職先を得られる人はごく一部です。理由は言葉や文化の問題、それから外国人の雇用に積極的な企業が少ないことなどがあげられると思います」


 キーディスさんが日本で就職を決めることができたのは、さまざまなタイミングが重なったことだ。
「父親の勤めていた会社が、日本支社を設立することになったのです。私が日本に留学していることを知った会社は、採用面接を打診してきました」


 キーディスさんは面接を受け、日本支社で働くことになった。


「仕事はマーケティングに関することで、偶然にも大学で専攻していた分野でした。採用されたのは、それも大きかったと思います」
 支社の立ち上げから関わったことは苦労もあったが、一から作り上げていくことは楽しく、やりがいもあった。入社3年目には管理職になり、マネジメントする役割を任されることになったという。


 評価されたことはうれしかったが、不安もあった。年上の部下への接し方だ。アメリカでも目上の人には気を使うが、日本ほどではない。どう接すればいいのか、キーディスさんは戸惑った。
「実際、問題はありませんでした。年上の方はこちらの気持ちを察し、逆に気を使ってくれたのです。また、日本人は勤勉で真面目という印象があり、最初は緊張しながら仕事をしていました。でも、仕事中でも冗談を言ってリラックスすることが分かり、安心しました」


 その一方で日本人は和を重んじるあまり、自分の考えや思っていることを言わない傾向にあることも分かったという。



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●取材・文/三宅航太
株式会社アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社の営業・編集、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信するビジネスやマネジメントなどに役立つ情報記事の編集業務に従事する。人事労務関連ニュースなどの記事作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。
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