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5つの社内文化に根ざしたユニーク制度で 情熱とやる気と仕事を楽しむ気持ちを醸成/株式会社ノバレーゼ

ブライダル事業を展開する株式会社ノバレーゼは5つの社内文化を軸に、さまざまな制度を設けています。

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 株式会社ノバレーゼは、婚礼プロデュースから衣装、ホテル・レストラン運営に至るまで、日本全国でブライダル関連の事業を展開している企業だ。設立は2000年と、まだ若い企業といえる。利用者にとって人生で最上級の“ハレ”の舞台である結婚をプロデュースするにあたって、社員をどう教育しているのだろうか。同社の広報・宣伝ディビジョンのディビジョンマネージャー、野原和歌さんはこう言う。

「ブライダルビジネスは新郎新婦、ゲストの方々のその先につながる喜びや、幸せを作り出す仕事です。自分たちが情熱を持っていなければ、すてきな結婚式をプロデュースすることはできません。そのために当社は2つのアプローチをとっています。1つはさまざま研修とOJTでスタッフに研さんを積んでもらうことと、社内の風通しをよくしてさまざまなアイデアが生まれる環境を整えていることです。もう1つはスタッフがリフレッシュできるように休暇を取ってマインド・リセットしてもらい、私生活で得た経験値を会社にフィードバックしてもらえるようにしています」


広報・宣伝ディビジョン
ディビジョンマネージャー 野原和歌さん



5つの文化

 同社では、スタッフがやる気を醸成したり、リフレッシュしてもらうための制度を設けている。休むための“言い訳”を考えて取得する「アイデア休暇」や「奨学金肩代わり制度」、復職を促す「戻ってこいよ(ウェルカムバック)制度」、「スター研修・余興研修」など、さまざまだ。これらの制度の源は、同社が事業を続けていく中で培った5つ社内文化にある。それが「褒める文化」「楽しむ文化」「挑戦を促す文化」「働き方を応援する文化」「社内育成する文化」だ。

 この5つの文化を象徴するのは「褒める文化」だろう。社内には、豪華な額縁に優秀な成績をおさめたスタッフの肖像が飾られているし、社内報の表紙はそのときに一番頑張ったスタッフを掲載している。褒める文化は、DNAとして社内に根付いているという。

「社員同士でとにかく褒めることが多いです。部下は上司を、上司は部下を褒めます。全社をあげて頑張っている人、成果を出している人を褒めているので、社内報の表紙を飾るとみんなからお祝いの電話がかかってきます。人の思いや感動に対する共感レベルという意味で、私たちは感動偏差値という言葉を使っていますが、当社には感動偏差値が高い人が多く、とにかく人の幸せが大好きなんです」



研修とOJTでスタッフを育成

 感動偏差値とは「純粋無垢さ」でもある。素直に人の成功を喜べる人、誰かと一緒に物事を成し遂げることが好きな人、前向きでコミュニケーション能力が高い人ということになるだろうか。だが、褒め合うという環境が合わない人もいるという。

「社風に合わない、熱すぎるなどの理由で入社してすぐに辞める人もいます。しかし、ハレを扱う職種なので、感動偏差値は高いほうがいいですよね。ですので、新卒1年目は数字の目標を持たせません。披露宴とお客さまとの時間を楽しむようにと言っています」

 仕事を楽しむことは重要だ。しかし、楽しいだけではスキルは身につかない。スキルアップのため、同社は社内研修にも力を入れている。それが「社内育成する文化」だ

「新卒社員は1カ月、中途社員には2週間の研修合宿を行っています。他にも入社1年目の研修、シニア研修、リーダー研修、マネージャー研修、幹部候補生研修と階層別のものがあります。また、それとは別にレストラン、プロデュース、衣裳といった事業ごとの研修もあります。これらをベースに、OJTと仕事を徹底的に楽しむ文化を身につけることで、プロの仕事ができるようになってくると思っています」


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●株式会社ノバレーゼ
所在地/東京都中央区銀座1-8-14 銀座YOMIKOビル4F
設立/2000年11月1日
従業員/1355人(連結・2013年6月末日現在)
事業内容/ブライダル事業、レストラン特化型事業
ホームページ/ 
http://www.novarese.co.jp
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