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シゴトの風景

第25回「入社5年目の悩み」

働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。

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●守山暁生さん(仮名・26歳・カフェ店長)


 大学卒業後、大手カフェチェーンに就職した守山暁生さんは今春、入社5年目を迎えた。店長になってまもなく2年、仕事に慣れ、先を見る余裕も出てきた。現在、守山さんは会社に内緒で転職活動をしている。
「エージェント会社に登録し、求人サイトをチェックしています。実際、何社か応募しましたが、まだ採用には至っていません」


 学生時代、守山さんは飲食店でアルバイトをしていた。ファミリーレストランのホール係で、大学2年から卒業するまで続けたという。
「ファミレスのアルバイトは人間関係がよく、とても楽しかったです。今でも、当時の仲間と集まることがあります」
 就職先として外食業界を選んだのは、そのときの経験が大きい。アルバイト先のファミレスの採用試験も受け、内定をもらっていたが、新しい場所で一からやりたいという気持ちからカフェを選んだ。


 入社後、守山さんは店舗に配属され、接客から販売、調理、清掃、仕入れなど、さまざまな業務に従事する。店舗スタッフとして経験を積み、2年ほど過ぎたころ、店長を任された。店長の業務は日々の売上管理をはじめ、スタッフのシフト管理や教育、キャンペーンやイベントの企画運営など、店舗全体に関わるものが中心となる。
「店長は店のトップとして、全体を見る役割が求められます。責任は重いですが、やりがいは大きいです」


 だが、仕事に慣れるに従って、守山さんはある思いを抱くようになる。


「店で自分が一番上の立場になってしまったので、教えてくれる人がいないというか、このままでは成長できないと思ったんです。アルバイトの中にはベテランで、自分より年上の方もいますから教わることはあります。でも、それは実務的なことが中心で、将来のキャリアにつながるようなものとは違うというか…」



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●取材・文/三宅航太
アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社の営業・編集、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信するビジネスやマネジメントなどに役立つ情報記事の編集業務に従事する。人事労務関連ニュースなどの記事作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。
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