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シゴトの風景

第41回「憎めない上司」

働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。

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 北川克樹さん(仮名・30歳)は、文具やオフィス用品などを扱う販売会社に勤務している。新卒入社8年目で、最初は店舗部門に配属された。その後、営業職を経て、商品開発の部署に異動になった。
「商品開発の基本は、お客さまを知ることです。販売と営業の仕事で、お客さまと接した経験が役に立っています」


 北川さんは入社したときから、ものをつくる仕事がしたいと思っていた。3年前、会社が自社の商品開発を行う部門を新設することになり、そのメンバーに選ばれたのだ。

「私を引っ張ってくれたのは、商品開発部門を立ち上げたAさんです。去年、辞めてしまいましたが、いろいろお世話になりました。Aさんがいなければ、今の自分はなかったと思います」
 Aさんは北川さんの入社にも関わっていた。採用選考のとき、北川さんを強く推したのがAさんだったという。
「入社後に聞いた話ですが、私は採用するかどうかの瀬戸際にいたそうです。そのとき、Aさんが推してくれたそうです。ご本人に理由を聞いたこともありますが、はぐらかされてしまいました」


 そんな経緯があり、Aさんに恩を感じていたが、煮え湯を飲まされたこともあった。北川さんが営業にいたころ、当時、物流部門にいたAさんのミスで、受注した品物がぎりぎりになって納期に間に合わないという問題が発生したのだ。

「Aさんはとてもズボラな面があり、社内でもよく問題を起こしていました。私もそのときはかなり頭にきました。Aさんはルーズな性格だと分かっていたので、事前に何度も確認しました。確認するたびに大丈夫だと言われていたのですが、やっぱり間に合わないということになり、はらわたが煮えくり返った覚えがあります」


 Aさんは、人に教えることも苦手だった。北川さんはAさんに仕事を教わったことがないという。

「商品開発はアイデアを出したり、考えることが仕事だったので、特に教えてもらうようなこともないのですが、最初は戸惑いました。新規部署なので好き勝手にやってよかったこともあり、見よう見まねでなんとかしたという感じです」



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●取材・文/三宅航太

株式会社アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社の営業・編集、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信するビジネスやマネジメントなどに役立つ情報記事の編集業務に従事する。人事労務関連ニュースなどの記事作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。
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