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知っておきたい労働法超入門

第17回「就業規則」

労働関連法で勘違いしやすいこと、意外と知られていないことなどをピックアップして解説します。

　就業規則とは、職場のルールブックです。無用なトラブルを防ぎ、労働者が安心して働けるように、労働条件や職場内の規律などを定めたものです。
 

　常時10人以上の労働者を雇用している事業所では、必ず作成しなければなりません。10人の労働者には正社員だけではなく、パート・アルバイト、契約社員も含まれます（派遣は含まれない）。原則、労働者全員に適用されます。よって、正社員とパートなどで適用される規定が異なる場合には、その旨を就業規則に明記するか、就業規則を別に作成する必要があります。
　作成した就業規則は、労働者代表の意見書を添付し、労働基準監督署に届け出ることが義務付けられています。

 
　就業規則には、必ず記載しなければならない事項と、定めをした場合に記載しなければならない事項があります。

＜必ず記載すること＞
�〇篭函�終業時刻、休憩、休日などに関すること
�⊇�業時転換（交替制）に関すること
�Ｄ其發侶萃蝓Ψ彁察�支払、昇給などに関すること
�ぢ狄Δ亡悗垢襪海函焚鮓杙�由含む）

＜会社で定めた場合に記載すること＞
�‖狄�手当、賞与などに関すること
�⊃�費・作業用品の負担に関すること
�０汰官卆検⊃Χ鳩盈�、災害補償・業務外傷病扶助、表彰・制裁
�い修梁勝∀�働者全員に適用される規則


　就業規則は作業場の見やすい場所に常時掲示するか、いつでも見られるように備え付ける、書面で配布するなどの方法で周知しなければなりません。



★今回のポイント
・常時10人以上の労働者を雇用している事業所は必ず作成
・必ず記載しなければならない事項がある
・掲示したり配布するなど、周知しなければならない




●アイデム人と仕事研究所　
文／三宅航太
監修／菊地敦子（社会保険労務士）

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