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シゴトの風景

第43回「後輩に教えること」

働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。

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 最近、落合健史さん(仮名・30歳)は、自分が新人だったときのことをよく思い出すという。
「自分の下に後輩ができることになりました。新卒の新入社員です。後輩ができるのは初めてなので、上司や先輩たちが自分にどう接してくれていたかを思い返しています。当時は気づかなかったことが見えたり、理解できなかったことを別の角度から見られるようになりました」



 大学卒業後、落合さんは印刷会社に就職した。会社には名刺やチラシの印刷などを受け付ける店舗部門があり、受付スタッフとして配属されたという。

「就職活動はなかなかうまくいかず、卒業間近になんとか決まりました。仲間内でも一番遅かったと思います」


 配属された店舗では、今の自分と同い年くらいの先輩社員が面倒を見てくれた。仕事帰りには、よく飲みに連れて行ってもらったという。

「自分もお酒は好きなので、よく連れて行っていただきました。先輩はかなり飲むほうなので、毎日のように付き合わされ、嫌気が差したこともあります。でも、今から思うと自分のことを気にかけてくれていたのだと思います」


 入社から2年後、落合さんは営業部に異動になった。営業部では教育担当の先輩から必要最低限のことだけを教えられたという。

「担当を持たされるルート営業です。あまり管理されることはなく、自由でした。当時の部長が細かいことにこだわらない方だったので、自主性に任せる方針だったのだと思います。最初は戸惑った部分もありましたが、伸び伸びやらせていただきました。先輩もフランクな方で、“自分のことはライバルだと思ってほしい”と言っていました」


 振り返ってみると、入社から数年間のさまざまな経験が社会人としての自分の基礎を形成したと落合さんは思う。後輩にもいろんな経験を積んでもらいたい。だが、自分の経験してきたことがほかの人に合うとは限らない。

「まずは、後輩がどんな性格なのかを見極めるところから始めたいと思っています」



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●取材・文/三宅航太

株式会社アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社の営業・編集、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信するビジネスやマネジメントなどに役立つ情報記事の編集業務に従事する。人事労務関連ニュースなどの記事作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。
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