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パート/アルバイトの定着・戦力化講座

第10回「社員教育は機会平等、実施は個人差あり」

パート・アルバイトスタッフに「いかに定着してもらい、戦力として力を発揮してもらうか」についての施策や、考えるヒントなどを解説します。

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 今回もお読みいただきありがとうございます。株式会社チームのちから・アルバイト活用コンサルタント、店長養成道場・道場主の植竹剛です。
 年末年始の慌ただしさも一段落して、「やっと年明け休みだ!」という方もいらっしゃるかと思います。前々回(第8回)、「2月からのアルバイト採用の原稿を考えておいてから年越しをしてください」とお話しました。「まだだった!」という方は、まだ間に合います。1月中のご検討をお願いいたします。

 

 

 

 今回のお話は、弊著“「できる店長」と「ダメ店長」の習慣”(明日香出版)でも申し上げています。併せてお読みいただければ幸いです。常日頃、教育に関して私が経営者の方、部門長の方、店長・職長の方にお伝えするのはこの一言です。
 人材教育は、「機会は平等、実施は個人差ありの不公平」でやってください。つまり、チャンスは平等に「頻度・時間」を与えてください。そしてそのリアクション、特に過程努力を評価し、実際の教育(人件費・所要時間)を対象者に与えるようにしてください、ということです。

 

 

 また、スタッフから「やっぱりワタシもう一度頑張りたいんです!」という再エントリーがあったときは、いつでもウェルカム状態にしておきましょう。そして努力の結果が実った場合は、先に時間をかけて教育している人材と並行して、教育時間を割く度量が必要です。昔、上司にこのような訓示をいただいたことがあります。
「植竹、店長の時間の使い方は他人のために9割、自分のために1割としておくくらいで丁度良いもんだ。自分のことを優先するな」
 今でも克明に覚えており、場所まで記憶しています。メモ帳に日付もありました。平成6年3月2日のことです。自分のために使う、つまり店長業務だけでもゆうに月間70時間くらいはありましたので、気が遠くなったこともありました。

 

 

 話を戻します。社会人教育と学校教育とで、大きく異なるのは「全員を救わない」ことにあるのは、ご存じの方も多いと思います。つまり、社内においても競争社会の要素はある、ということを初期教育の段階で認識してもらう必要があります。これはアルバイトの世界でも同じことなのです。
 その際、意識づけとして「楽しく仕事をする」ことを部下たちに伝えると効果的です。これは楽に仕事をすることではなく、充実した時間を過ごしつつ、賃金を得て、生活や余暇をさらに充実させることを指します。生活の好循環を狙ったものであることを、理解してもらうことが大切です。ここまで踏み込んで部下たちを束ねられる管理者、店長・職長の方々はとても優秀な方です。

 

 

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●文/植竹剛(うえたけ つよし)
1971年生。株式会社チームのちから代表取締役。大学卒業後、株式会社ロッテリア入社。店長経験を経て、チェーンストア化を目指す企業にヘッドハンティングされて転職。その後、数社で店舗運営に関するさまざまなノウハウを学び、2012年、組織における人の問題の解決支援を行う株式会社チームのちからを設立。これまで直接関わったアルバイト採用はのべ2万人、店長経験は11店舗に及ぶ。著書に『「できる店長」と「ダメ店長」の習慣』(明日香出版社)、『落ちこぼれスタッフから最強のチームを作る極意  店長養成道場』(日経BP社)がある。
オフィシャルブログ:  http://team-chikara.com/blog/
店長養成道場: http://tenchoyouseidojo.com/
バイトテロ対策: http://www.baitoterro.com/

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