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本読みのプロが厳選 ビジネス書ガイド

ワークライフバランスを実現する職場作りのヒント

年間1000冊のビジネス書を読む出版コンサルタントの土井英司さんが、人材の活用や育成などをテーマしたビジネス書を厳選して紹介します。

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 こんにちは、土井英司です。このコーナーでは、毎回テーマを決めて1テーマにつき3冊の関連書をご紹介しています。

 最近はワークライフバランスを志向する動きがすっかり定着し、企業も対応を迫られています。今月は、職場でワークライフバランスを実現するためのヒントとなる3冊をご紹介。求人難の時代に人を呼び込むヒントとして、ぜひ読んでいただければと思います。

 

 

 1冊目は、最近何かと話題の職場ストレスについて論じた本。医学博士・心療内科医の海原純子さんによる、『男はなぜこんなに苦しいのか』(朝日新聞出版)です。いかにも男のハートに刺さるタイトルで、まんまと手に取ってしまいました。

 

★男はなぜこんなに苦しいのか
(海原純子著/朝日新聞出版/定価842円)

 

 本書には、著者がこれまで相談に乗ってきたビジネスマンのケースが登場し、具体的に彼らの環境の何が問題なのか、どう変えれば救われるのか、アドバイスがなされています。上司や人事にとっても、社員のうつ問題は深刻だと思いますが、本書にはそれを生み出すメカニズムが書かれています。リスク対策としてぜひ読んでおきたいところです。
 本書に登場する田口さんのケースを見ると、職場の問題は以下の2点です。多くの業界で売上が頭打ちになっている以上、どこの職場でも起きている問題かと思います。

 

・人事評価が相対評価(本来ならばまずまずという業績の人をランクを落として評価することになる)

 

・目標をクリアしているにもかかわらず、それを認めずに次の課題を出して評価を与えなかった

 

 また、「仕事のコントロール度や、社会的な支援が不足するとメンタルヘルス面でのリスクが高くなる」そうですから、ぜひ気をつけたいところです。また、メンタルヘルスを維持するには以下の活動が有効だそうです。余裕のある会社はぜひ取り組んでみてください。

 

◆メンタルヘルスを維持するのに有効な活動
・深呼吸
・適度に体を動かすこと
・睡眠
・気持ちを話せる仲間や家族
・自然とのふれあい

 

 さまざまな職場で起こっている問題と、それを受ける社員のメンタリティの問題、心の負担を軽くするヒントが書かれており、参考になります。メンタルヘルスに関するさまざまな研究結果も紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

 続いて2冊目は、多くのメディアに取り上げられ、2013年には、東京ワークライフバランス認定企業の「育児・介護休暇充実部門」に選ばれた株式会社ランクアップの社長が書いた、『ほとんどの社員が17時に帰る10年連続右肩上がりの会社』。

 

★ほとんどの社員が17時に帰る10年連続右肩上がりの会社
(岩崎裕美子著/クロスメディア・パブリッシング/定価1,598円)。

 

 「クレンジングなのにまるで美容液」というコピーで大ヒットした 「ホットクレンジングゲル」を開発し、累計販売本数500万本、社員43人で年商75億円を売り上げる同社のワークライフバランスを実現する仕組み・ユニークな社内制度を紹介しています。

 

 

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●土井英司(どい えいじ)
出版コンサルタント、ビジネス書評家、エリエス・ブック・コンサルティング代表取締役。1974年生。慶大卒。オンライン書店アマゾンの日本サイト立ち上げに参画。数々のべストセラーを仕掛け、カリスマバイヤーと呼ばれる。現在、出版コンサルタントとして著者のブランディングからマーケティングまでをトータルで行う。プロデュースした書籍に、100万部を突破した『人生がときめく片づけの魔法』、シリーズ累計37 万部を突破した『年収200万円からの貯金生活宣言』など多数。著書に『成功読書術』(ゴマブックス)、『土井英司の「超」ビジネス書講義』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。
http://eliesbook.co.jp/bbm

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