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人材育成のツボ

新入社員がまだ見ぬ後輩に贈る「我が社の見聞録」

アイデム人と仕事研究所の研修部門の所員が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。

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 4月に入社された貴社の「新戦力」。少しずつ新しい環境に馴染みだしているかと存じます。

 ある調査によると、入社直後の新入社員研修(OFF-JT)を実施している企業は9割を超え、その数か月後におこなうフォローアップ研修は7割程度だそうです。ここ数年、フォローアップ研修は上昇傾向のようです。

 フォローアップ研修は次のような効果を狙って実施されることが多いかと存じます。

 

(1)入社後の自分を振り返り、新たな課題を見出し、更なる成長を促進する。
(2)職場体験を通じて、仕事をする上での基本となる意識や行動を再確認する。
(3)仕事に対する不安や悩みを解消し、マインドアップと行動力を養成する。

 

 入社時には見えなかった課題などをフォローするために行われているかと思いますが、企業の教育ご担当者より、効果的な取り組みはないかと、時折、お問い合わせを頂くことがあります。その際によくお話しするのが「我が社の見聞録」づくりです。これは、温故知新研究所代表の田中勉氏が弊社主催のある企業の研修で実施されているワークの一部です。

 

 今回は「我が社の見聞録」ついて、その内容と効果についてご紹介したいと思います。

 

 

●「我が社の見聞録」とは?

 その名の通り、新入社員が入社してから見たり、聞いたりした体験をまとめたものです。但し、単なる記録ではなく、翌年に入社する新入社員への良き“道しるべ”になるよう、新入社員が入社後の学びや気づきを仕事面だけでなく生活面においてもアドバイスします。見聞録は、まだ見ぬ後輩へ贈る一年先輩からのプレゼントとも言えます。

 

 

●「見聞録」の作成時期は?

 新人教育の期間は企業によって違いがありますが、入社後半年ぐらいが目安になると思います。出来れば配属も決まり、配属先での仕事経験も2〜3カ月は経過した頃が職場経験も盛り込めるのでよいと思います。 

 

 

●新入社員に与える効果は?

1.入社後から現在までの振り返り

 次年度に入社する後輩へのアドバイスとして作成しますので、来春には先輩社員になるという自覚のもと、これまで何を知り、何を学んだか、それによってどんな気づきや工夫があったかを具体的に振り返る機会となります。

 

2.自己理解と他者からの学び
 作成した見聞録は他の新入社員と共有します。学んでいることは同じでも他の新人が何に気づき、次の新人に何を伝えようとしているのかを相互で理解し合います。自分にはない他人の視点や努力を知ることは非常によい刺激になります。

 

>>>次ページに続く

 

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●文/伊藤雅彦(いとう まさひこ)
大学卒業後、商社に入社。中国の北京駐在員としてODA案件、自動車部品の合弁案件等に従事、帰国後は米国向けのOEMビジネスを担当。その後、独立して学習塾兼パソコン教室を経営。現在はアイデム人と仕事研究所にて企業向けにセミナーのご案内や研修の企画提案を行っている。モットーは「自利利他」。お客様の人財育成に関するお悩みや課題に耳を傾け、企業力アップに繋がるお役立ちが出来ることを喜びとしている

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