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労働ニュースに思うこと

定着率と組織行動力の関係

日々流れてくる労働関連の多彩なニュース。本コーナーは、アイデム人と仕事研究所の所員が、そうしたニュースに触れて「思うこと」を持ち回りで執筆します。

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 先般、大手宅配業者の労働組合が、春季の労使交渉で、宅配便の取り扱い数の抑制を会社側に求めました。インターネット通販の拡大と人手不足を背景に、宅配サービスの抜本的な見直しに着手するといいます。宅配業は、体力や運転技能、更に営業的要素も求められるほか、長時間労働のわりに他業界に比べて賃金が低いため、慢性的な人手不足に陥っています。

 

 ご存知の方も多いと思いますが、産業別にみると運輸業、郵便業への入職者数は多い傾向にあります。平成26年度、平成27年度の入職者数を産業別に比較すると、運輸業、郵便業への77.0千人増と最も増加幅が大きく、離職者数は37.7千人減と最も減少幅が大きいのです。逆に、離職者数の増加幅が大きいのは、卸売業、小売業で107.4千人増となっています(厚生労働省 平成27年雇用動向調査結果の概況)。今回、大手宅配業者の人手不足がクローズアップされましたが、慢性的な人手不足に陥っている業界は他にもあります。

 

 労働力不足を補うために技術革新による生産性向上も必要ですが、いますぐに対応可能かというと難しい面もあるでしょう。いまできる対応として、いかに働いていただいているスタッフの離職を防止し、組織力の低下をくい止め、業績向上を図っていくかを継続的に考えていきたいところです。

 

 

 

離職理由は 「職場の人間関係が良くないとき」が最も多く45.5%

 

 私の身近な「介護」「小売」「教育」「サービス」業に携わっているお客様も、スタッフの離職をくい止められず、組織力の低下に悩まされています。では、その離職の主な理由は何でしょうか。非正規スタッフを対象に調査した結果をご紹介いたします(アイデムオリジナル調査資料)。

 

 

 

 

 「辞めよう」と思う理由は、「職場の人間関係が良くないとき」が最も多いです。それ以外でも、「頑張っても何の評価もされない」「納得のいかない理由で上司に叱責された」「上司との信頼関係が築けない」等、上司との人間関係が離職理由の多くを占めています。賃金、労働日等の条件もさることながら、長く働いていくには、その職場環境、人間関係が重要だということがデータからも読み取れます。

 

 

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●文/波多野雅彦(はたの まさひこ)
アイデム人と仕事研究所 教育・研修企画/営業担当
大学卒業後、大手ゼネコンにて国内外建設プロジェクトの施工管理に従事。経営学修士号取得後、経営コンサルティング会社にて、経営体質改善・人材育成支援業務に携わる。現在、アイデム人と仕事研究所にて、教育・研修を通してお客様が目指す会社づくり、人づくりにお役に立てることを目指して日々業務に取り組んでいる。

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