「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!
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パート・アルバイトスタッフを「いかに採用し、定着させるか」について、押さえなければならないポイントや、施策を考えるヒントなどを解説します。
★今月の問い
「自社が大事にしていること」具体的に何を伝えていますか?
パートアルバイトさんの求人・定着にお困りの現場に行くのが私の仕事。この2年間お手伝いしている店舗では応募が前年比200%を超え、人員不足の改善がやや見られます。しかし、フリーターのような長時間勤務可能な方は少なく、短時間少日数勤務の方が増えています。さらに退職者数も前年比90%程度とあまり減っていないため、現場の充足感はまだまだ安定してきたとは言えないですね。下期はさらに定着が進むように力を入れていきます。
さて、今月は前回お伝えしたことを掘り下げてお伝えしたいと思います。前回は「新人パートアルバイトさんに何から教えていますか?」という問いを掲げ、「うちの店(会社)が大事にしていること&ハウスルール」を初日に教えてあげてくださいという話をしました。
今月の問いは、“「自社が大事にしていること」具体的に何を伝えていますか?”です。実はこれが採用後の定着を考える上で、とても効いてくるのです。
●今月の答え
会社が「どういう働き手を評価するか?」をはっきり示していますか
評価制度があるとか、ないとか、そういう話ではありません。働く人が感じる「この会社は何を大切に考えているのだろうか」という問題は、採用後の定着、特に「いい人が相次いで辞めていく」のを防ぐという観点から考えると、これは相当大切なことではないかと私は考えています。
というのも、私がお伺いしている早期離職者の多い職場では「仕事のできる言い方のきついボスパートさん」の存在に頭を抱えることがほとんどです。「仕事ができる」から店長にとってその方は欠かせない存在ではありますが、新人や他のスタッフへの言い方がきつすぎるあまり、「誰かの退職」にも貢献してしまうため、大変厄介なのです。
あまりにも次々退職者が続出する職場のボスパートさんには、お辞めいただきたいのが私のホンネですが、ことはそんなに単純には進まないのです。そのボスパートさんも、最初からモンスターだったわけではなく、長年の環境が生み出した、という私たちマネジメント側の反省の気持ちが私にはあるからです。
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●文/赤沼留美子(あかぬま るみこ)
有限会社スマイル・ラボ パートアルバイト労働総合研究室代表。パートアルバイトさん専門マネジメントコンサルタント。
1995年、津田塾大学卒業後、株式会社ファミリーマート入社。店舗勤務を経て、当時5,000店10万人のパートアルバイトさんマネジメントのしくみ(オペレーション基準・採用・現場訓練・評価)づくりと普及業務に約10年携わる。2005年独立。苦学生時代の豊富なアルバイト経験(20 種類超)と、前職で培ったノウハウとを活かし、パートアルバイトさんを主戦力とする企業のサポート活動を行う。顧客企業は宝飾品販売店(400店)、レンタカー(800店)、雑貨店(50店)、スーパー(40〜200店)、コンビニ(300店)など多岐に渡る。小学生3人の母。
http://part-soken.com/
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