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やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。(2018年7月25日)
ホームページ/ https://www.sonicgarden.jp/
株式会社ソニックガーデンは“納品のない受託開発”を打ち出し、“オーダーメイドの受託開発”と“納品しないこと”、“派遣しないこと”の3つを両立させる「月額定額のソフトウェアパートナーシップ」というユニークなビジネスモデルを実現したシステム開発会社だ。顧客の“顧問プログラマー”として働くメンバーは、正社員や業務委託契約のフリーランサーが混じる。
会社はメンバーの管理も評価もせず、働く場所も自由。一方で、チームに所属するメリットも発揮させる仕組みを工夫している。そんな画期的な経営スタイルについて、代表取締役社長の倉貫義人さんに話を伺った。
―まず“納品のない受託開発”とはどういったことか、お教えください。
一般的に、システム開発会社が案件を受託する場合、“一括請負での受託開発”というスタイルを取ります。発注者が、その時点で必要とするシステムの仕様を決める要件定義を行い、見積もりを出し、受注して開発作業を行うわけです。
ところが、出来上がる前から市場環境が変わり、変更を加える必要が生じて追加費用が発生したり、出来上がったものには満足できないものの開発会社は去ってしまった、といったケースが続出することになります。こうした問題の根源にあるのは“納品”という概念であると考えました。
システムとは、ユーザーの成長など変化に伴って変更されるのが当然です。ならば社内にシステムエンジニア(SE)を採用すればいいわけですが、一般企業がSEの良し悪しを見極めるのは困難です。しかも、SEが採用難の世の中ではなおさらでしょう。当社の受託開発の根底にあるコンセプトは「お客さまに無駄遣いをしてほしくない」ということ。本当に必要な機能を、本当に必要な順番に、少しずつ開発していくことが大切なのです。そこで行き着いたのが、月額定額で受託開発をやり続けるソフトウェアパートナーシップモデルです。
代表取締役社長 倉貫義人さん
―SEはどういった働き方をするのでしょうか?
当社では「顧問プログラマー」と総称しているのですが、お客さまの抱えている課題と、それに対する解決手段としての技術要素の違いから、大きく2タイプに分けています。お客さまの新規事業の創出に企画フェーズから参画し、システム構築まで担当する「バーチャルCTO」と、業務改善をシステム化まで担う「業務ハッカー」です。
つまり、お客さまにとっては、経営課題をシステム面で解決させる自社のCTOやシステム部門の社員という位置づけで使っていただけるわけです。いずれの場合も、あらかじめメニュー化されている月額固定料金で、1日8時間を目安に、お客さまと週ごとに業務内容を決めるというやり方で進めます。
できる範囲で精いっぱいの開発と運用を行いますが、基本的にはお互いに長期間お付き合いするという前提ですから、お客さま側が「月額固定ならできるだけ業務を詰め込もう」といった発想にはなりません。社員と同じです。
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