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感情をコントロールする方法/笠原彰

第11回「集合的効力感で感情をコントロールする」

メンタルトレーニングの考え方をベースに、ビジネスシーンで沸き起こるさまざまな感情との向き合い方を解説します。(2020年2月13日)

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 1月2〜3日にかけて開催された第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で、青山学院大学が2年ぶり5度目の総合優勝を果たしました。優勝を逃した1年前の新チーム結成時は前チームと違い、最上級生にチームを引っ張る意欲が感じられず、原監督は優勝奪還どころかシード権獲得も難しいのではないかと危機感を感じていました。危機的状況の中、原監督は下記3つの改革を断行しました。

 

1)青学大陸上部としての自覚を確認し、結束を高める選手ミーティング:4年生4人が退部するほどの厳しい内容のミーティングであったそうです

 

2)チーム初のゴールデンウィーク合宿:理念を共有するため、マネージャーを含めた全員が参加して、徹底した走り込みを敢行したそうです

 

3)厚底シューズの使用:青学大にユニフォームを提供しているメーカーとは別のメーカーの厚底シューズを使用しました

 

 改革を断行した結果、チームの一体感は高まり、箱根駅伝直前は4連覇したときの雰囲気になっていたそうです。チームの一体感が増し、自信が高まった状態を集合的効力感といいます。集合的効力感は、努力や忍耐力に影響を与えるとされ、パフォーマンスと深い関連性があると報告されています。研究論文『スポーツ集合的効力感尺度の改訂・邦訳と構成概念妥当性の検討』で、日本語版スポーツ集合的効力感尺度(表1)を検討し、報告しています。

 

 

■表1.日本語版スポーツ集合的効力感尺度(要約)

 

 

 青学大陸上部を例にあげると、第2因子努力、第3因子忍耐力は、以下のエピソードが該当すると考えられます。

 

・原監督は「俺が後輩だったらついていきたくない」と4年生に厳しく接した。選手主導のコーチングを変えて「覚悟はあるか?」と問いかけ、4年生に自覚を訴えた

 

・今までであれば、1年生が担当する食事当番やゴミ出しなどの雑用を4年生が積極的に行った。「コミュニケーションを取るきっかけにもなった」と鈴木主将は語り、最上級生としての熱意を見せた

 

・原監督に怒られ続けながらも、箱根優勝という目標達成のためについていった

 

 

 第4因子準備力は、以下のエピソードが該当すると考えられます。

 

・初めてゴールデンウィーク10連休を利用して、長野・菅平合宿を実施した。徹底した走り込みを敢行した

 

・花の2区に初めて1年生を抜てきした

 

・箱根未経験者を6人使った

 

・提携しているメーカーのものではなく、話題になっている厚底シューズを採用した

 

 

>>>次ページに続く

 

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●文/笠原彰(かさはら あきら)
作新学院大学教授、メンタルトレーニングラボ代表、栃木県体育協会スポーツ医科学委員会委員
日本体育大学大学院修了。プロアスリートや中高生チームへの指導など、メンタルトレーニングに関する豊富な実績を持つ。近年はスポーツ分野にとどまらず、一般企業のビジネスパーソンのメンタルスキルトレーニングや講演活動も行っている。著書に『誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング』(学研プラス)、『気持ちの片づけ術』(サンクチュアリ出版)、『ゴルフのメンタルテクニック エビデンスに基づく 50のドリル』(ゴマブックス)。
http://mt-labo.sakura.ne.jp/

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