「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!
ヒトが辞めない会社の採用活動
応募者を見極める選考基準の新常識/奥山典昭
介護現場で2年間退職者ゼロを実現した定着ポイント/森崎のりまさ
現場を困らせる問題スタッフ対処法/岡本文宏
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
時事トピックス
マネジャーの仕事〜チームが機能するヒント〜/田中和彦
人事労務関連ワード辞典
マンガ・ワーママ人事課長キノコさん
ココロの座標/河田俊男
【企業に聞く】人が活きる組織
労働ニュースに思うこと
人材育成のツボ
シゴトの風景
「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。
*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちらアイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。
メンタルトレーニングの考え方をベースに、ビジネスシーンで沸き起こるさまざまな感情との向き合い方を解説します。(2020年3月12日)
プロ野球で戦後初の三冠王に輝き、監督としても日本一に3回輝いた野村克也氏がお亡くなりになりました。野村監督は、ボヤキと言われる数多くの名言を残しました。ボヤキには学術的な根拠があり、個人やチームの感情をコントールするためのヒントが数多く隠されています。
数ある野村監督語録を分類してみると、5つのキーワード「プロセス、根拠、他者志向、ライフスキル、恥」(図1)が挙げられます。今回は、プロセスについて解説します。
■図1. 5つのキーワード
1.プロセス
<野村監督語録>
・結果オーライの野球は、私は一番嫌いなんですよ。
・「野村の野球」とは、結果ではなくプロセスを大事にすること。目標を掲げ、そのために何を考え、何をするかが大事なんだ。すべてそうでしょ。
・結果よりプロセスが大事。良い結果に至ったプロセスが明快なら、また次も良い結果を出しやすくなる。が、適当なヤマカンで当たった結果には再現性がない。意味がない。
プロの世界では、ビジネスもスポーツも結果が重視されます。しかし結果ばかりを見ていても、結果を出すことはできません。結果を出すためには、プロセスにフォーカスする必要があります。研究者Duda (1989)は結果とプロセスの「どちらにフォーカスしているか?」を調べることができるThe Task and Ego Orientation in Sports Questionnaire (TEOSQ) を作成しました。
>>>次ページにつづく
※次ページ以降の閲覧には、会員登録(無料)が必要です
<会員サービスのご案内はコチラ>
●文/笠原彰(かさはら あきら)
作新学院大学教授、メンタルトレーニングラボ代表、栃木県体育協会スポーツ医科学委員会委員
日本体育大学大学院修了。プロアスリートや中高生チームへの指導など、メンタルトレーニングに関する豊富な実績を持つ。近年はスポーツ分野にとどまらず、一般企業のビジネスパーソンのメンタルスキルトレーニングや講演活動も行っている。著書に『誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング』(学研プラス)、『気持ちの片づけ術』(サンクチュアリ出版)、『ゴルフのメンタルテクニック エビデンスに基づく 50のドリル』(ゴマブックス)。
http://mt-labo.sakura.ne.jp/
その他のコラム記事を見る
労働ニュースに思うこと
応募者を見極める選考基準の新常識/奥山典昭
現場を困らせる問題スタッフ対処法/岡本文宏