「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!
ヒトが辞めない会社の採用活動
応募者を見極める選考基準の新常識/奥山典昭
介護現場で2年間退職者ゼロを実現した定着ポイント/森崎のりまさ
現場を困らせる問題スタッフ対処法/岡本文宏
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
時事トピックス
マネジャーの仕事〜チームが機能するヒント〜/田中和彦
人事労務関連ワード辞典
マンガ・ワーママ人事課長キノコさん
ココロの座標/河田俊男
【企業に聞く】人が活きる組織
労働ニュースに思うこと
人材育成のツボ
シゴトの風景
「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。
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やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。(2020年12月17日)
ホームページ/ https://www.ug-inc.net/
ユナイトアンドグロウ株式会社は従業員数50〜1000名の成長企業を対象に、DX推進などコーポレートITに関するあらゆる課題解決を支援するインソーシング事業を主体としている。インソーシング事業はシェアード社員(同社の登録商標)と呼ばれる、ITや経営に強みを持つ同社社員のコーポレートエンジニアが、「社員より社員らしく」をモットーに課題解決に取り組む。同社の成長に直結するシェアード社員を育成する組織づくりについて、取締役事業本部長の高井庸一さんに話を伺った。
―御社のサービスの特徴からお教えください。
インソーシング事業の特徴は「社員よりも社員らしい」と言われるような動きをする点にあります。多くのITサービスのようにプロジェクト単位で仕事を受諾するのではなく、企業の内部から永続的にコーポレートITに関する幅広い課題解決にお客様とともに取り組みます。シェアード社員を「派遣契約」ではなく「準委任契約」としているのはこのような動き方をするためです。現場社員への指揮命令権は当社が持ち、仕事のプロセスに対して報酬をいただくことになります。
―そういったサービスを提供している理由は何ですか?
当社は「中小企業を助けたい」という想いでスタートしました。中小企業のITに関わる課題は、成長ステージごとに変化していきます。また、IT化に対して、経営者の考え方、予算、従業員のITリテラシーなどは各社ごとに異なります。そういった個別的で経時変化する課題に対応するために、お客さまの「社員」のようになって伴走し続けることが重要であると考えています。ですので、「シェアード社員」が商品そのものであり、その対応力の強化がサービス力を高めるポイントです。
取締役事業本部長 高井庸一さん
―シェアード社員には、どのような人材がいるのでしょうか?
当社のコアバリューは、社名でもある“つながりと成長”です。社員同士が緊密につながり合い、知識やノウハウを共有し合うことで成長を目指すという価値観であり、当社のビジネスを加速させる強みでもあります。まずはこの価値観に共感するメンバーが集まっているといえます。
また、シェアード社員は多様で多才でなければなりません。成長企業であるお客さまの経営やビジネスの課題は多様であり、コーポレートITの領域は幅が広く、必要とされるスキルのレベル幅も広いからです。そこで、シェアード社員はいろいろな専門知識や得意分野を持った人材をそろえ、「ITスキル」「ビジネススキル」「社員力」の3つの評価軸で20段階のスキルレベルを設定・定義しています。お客様のビジネスや組織風土、またそのときどきに発生する課題に合わせて最適なメンバーでご支援していきます。ローテーションも積極的に行うようにしています。
成長企業の課題は多種多様なので、一人のメンバーが未経験の課題に対峙することも少なくありません。そういったときは、他のシェアード社員に社内SNSやチャットで相談をすると、経験や知見のある他のメンバーからアドバイスが返ってきます。緊密な“つながり”によって他者の経験や知見から学び、“成長”につなげられるわけです。このカルチャーが、当社の成長エンジンになっていると思います。
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