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人事労務に関連するワード集です。基礎的なものからトレンドまで、さまざまなワードを解説します。(2021年5月6日)
直訳は「包摂条項」です。ハリウッドの映画業界で、俳優が契約を結ぶときの付帯条項を利用してダイバーシティを推進することを意味しています。
南カリフォルニア大学でメディアを研究しているステイシー・スミス教授が、2016年にTEDトークに出演したときに使った表現です。教授は映画業界におけるジェンダーの不平等について訴え、格差是正の解決策の1つとして示しました。2018年の米アカデミー賞授賞式で、主演女優賞に輝いたフランシス・マクドーマンドさんが受賞スピーチで紹介したことから広まりました。
付帯条項とは、俳優が控室に必ず用意してほしいものや、ケータリングで用意してほしい食べ物を伝えておくといった、言ってみればわがままのようなものです。インクルージョン・ライダーはその特権を利用して、制作会社に出演者やスタッフのダイバーシティの確保を要求することを指します。具体的には人種や性別、年齢などの比率です。
ダイバーシティの確保は、雇用する側が制度や仕組みを設けるのが一般的ですが、雇用される側が促進を図る新しい形と言えます。
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