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マネジャーの仕事〜チームが機能するヒント〜/田中和彦

第12回「部下の評価には、覚悟と責任が求められる」

人材育成や評価、意思決定など、マネジャーにはさまざまな役割が求められます。マネジャーに必要な視点や考え方、心の持ち方などについて考察します。(2022年3月24日)

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人が人を評価することの難しさ

 北京冬季オリンピックが無事に終わりましたが、いくつかの競技で判定による問題も取り沙汰されました。フィギュアスケートやハーフパイプなど、とりわけ審判の主観に基づく採点競技は、評価の妥当性が常に問われるものでもあります。私にとっては、人が人を評価することの難しさを実感したオリンピックでもありました。

 まずは皆さんに次の問題を考えてもらいましょう。

【過去1年間に活躍したスポーツ選手のうち、年間MVPを選出し、表彰することになった。年間MVP候補者は、「佐藤、鈴木、高橋、田中、渡辺」の5名。新聞やテレビ、雑誌などのスポーツ記者55名の投票結果は以下のA〜Fの6パターンに集約された。さて、MVPは誰になるだろうか?】



 1位票を一番多く集めたのはパターンAの18票という佐藤選手ですが、パターンA以外をよく見ると、佐藤選手はすべて最下位の5位という結果になっています。ちょっと悩ましくなってきましたね。さて、あなたなら誰をMVPに考えるでしょうか?

 実はこれ、テンプル大学の数学者ジョン・パウロスが1991年に発表した「全員当選モデル」というもので、集計ルールを変えることにより当選できる可能性は候補者全員にあるという考え方なのです。


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●文/田中和彦(たなか かずひこ)
株式会社プラネットファイブ代表取締役、人材コンサルタント/コンテンツプロデューサー。1958年、大分県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、人材サービス関連企業に入社し、情報誌の編集長を歴任。その後、映画配給会社のプロデューサー、出版社代表取締役を経て、現在は、「企業の人材採用・教育研修・組織活性」などをテーマに、“今までに2万人以上の面接を行ってきた”人材コンサルタント兼コンテンツプロデューサーとして活躍中。新入社員研修、キャリアデザイン研修、管理職研修などの講師や講演は、年間100回以上。著書に、『課長の時間術』『課長の会話術』(日本実業出版社)、『あたりまえだけどなかなかできない42歳からのルール』(明日香出版社)、『時間に追われない39歳からの仕事術』(PHP文庫)、『仕事で眠れぬ夜に勇気をくれた言葉』(WAVE出版)など多数。
連絡先:info@planet-5.com
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