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【企業に聞く】人が活きる組織

神姫バス株式会社/女性を積極採用 女性限定のバス運転体験会を開催!

やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。

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■会社概要

ホームページ/ http://www.shinkibus.co.jp

 

 

 男性中心の職場を男女ともに活躍できる職場へと変えていくとき、採用募集や職場環境などに多くの課題が出てきます。

 路線バスの運転士は、現在も男性が多い専門職といえます。そんな中、兵庫県姫路市に拠点を置く神姫バス株式会社では、女性バス運転士を積極的に採用・育成しています。同社の取り組みについて、人事課課長の中右忠さんと野邑建介さんにお話を伺いました。

 

 

―バスの運転士になるには、どんな条件がありますか?

 

中右 運転免許の大型には1種、2種があり、バス運転士には大型2種の免許が必要です。そして大型2種を取得するには、普通免許を取得して3年以上であることを満たしていることが求められます。

 

 しかし、免許があれば誰でもなれるかというとそうではありません。当社の採用は人物重視。というのも、路線バス運転士という仕事はサービス業であり、お客様の命をお預かりする仕事ですから、安全はすべてに優先しながら「人」を大切にできる方でないと務まらないと考えています。

 

女性ならではの細やかな気遣いが乗客に好評だ(神姫バス株式会社提供)

 

 

―運転技能以外に必要なものとはなんでしょうか?

 

野邑 当社のバス運転士からよく聞かれるのが、「お客さまからありがとうと感謝の言葉をいただけるので嬉しい」、「走るバスに向かって手を振って下さる地域の方々もおられ、とても嬉しい気持ちになる」といった声です。

 

 ご利用いただくお客様をはじめ、地域社会に自分自身が貢献できていることを実感する仕事です。バスの運転技能は、業界未経験からでもバス運転士になれるよう充実した研修制度があるため、後からしっかり習得できます。ですから、採用では人や、人とのつながりを大切にできる点などを重視しています。

 

中右 今でこそ、採用で「未経験者を歓迎します」と強く打ち出していますが、当社に限らず、バスの運転士募集は長きに渡り、大型2種免許保有の経験者を対象に行われてきた歴史があります。当社の設立は昭和2年で今年90年目となる会社ですから、ほとんどは経験者採用でした。

 

 そんな業界の慣習を打ち破り、業界に先駆け、免許を持っていない未経験者を対象にした採用へと転換したのが、平成17年のことです。同時に内定後、免許を取ってもらうための仕組みづくりや入社後の研修など、受け入れ体制を整えることも行いました。

 

野邑 当社では、過去に法人営業をしてきた人や、美容師をはじめとしたサービス業などで、人と接してきた経験を持つ転職者が多く活躍しています。

 

中右 運転士の世界は、上下関係が厳しい職人気質のところがあるとよく言われます。ですが、未経験者の採用を10年以上続けてきたことから、当社はチームワークの良い家族のような職場となっています。今では、女性バス運転士も徐々に増えています。

 

 

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