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ココロの座標

第16回「スマホ依存」

人の心が引き起こすさまざまなトラブルを取り上げ、その背景や解決方法、予防策などを探ります。

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 電車で乗客がスマホを見ている様子は、もはや普通の風景となった。スマホに目を落としながら、電車を降りる人もいる。歩きスマホだ。もしかしたら、重いスマホ依存症かもしれない。

 

 

スマホ依存で離婚

 

 結婚3年目の快人には、妻と2歳の子供がいる。快人は家に帰るなり、スマホでゲームをしたり、ブログを読む。夕食もスマホを見ながら済ませるので、妻に「少しは私の話を聞いてよ」と言われた。すると、快人はキレて「ゲームが終わった頃を見計らって話しかけろよ」と怒鳴るのだ。

 

 妻は「これじゃ、母子家庭と変わらないじゃないの」と言い捨てて、実家に帰ってしまった。「彼は、家族よりもスマホが大切なんです。これからもずっとそういう人生が続くと思ったら、ぞっとして。とても一緒に生きていけないと思い、離婚しました」と妻は言う。

 

 一方、快人は妻がなぜ家を出たのか、理解できなかった。離婚する前に話し合いを望んだが、妻の意志は固かった。

 

 

 

 

ホームレスになる

 

 智哉は四六時中、スマホを見ていた。職場でもスマホを離せず、同僚に仕事を頼むほどだった。

 

 夜中もスマホのゲームをやり続けていたので、いつも睡眠不足だった。昼は集中力や注意力が低下し、仕事でよくミスをした。そんな調子なので、会社から警告や勧告を受けた。それでもスマホをやめられず、自主的に退職することにした。

 

 安定収入を失った智哉は、住んでいるマンションの家賃を滞納するようになり、部屋を追い出された。現在、智哉はホームレスで、ときどきアルバイトをしている。

 

 

 

深刻な事故

 

 近年、スマホが原因で恐ろしい事故が起きている。2013年10月東京の板橋区で、男性が歩きスマホをしながら踏切に進入し、電車にはねられて死亡した。2014年12月広島県では、乗用車に乗っていた男性がLINEに夢中でカーブに気づかず、軽ワゴン車と衝突。軽ワゴン車は大破し、乗っていた2人が死亡した。

 

 2016年3月には、東京の台東区で観光バスが自転車で横断歩道を渡っていた小学1年生男子をひいて死亡させた。運転手はLINEを見ていて、まったく気がつかなかったという。

 スマホを見ながらの自動車の運転は、一瞬で死亡事故につながる可能性がある。理性的に考えれば絶対にやらないことだが、依存症だからこそ、そうした理性がなくなってしまうのだ。

 

 スマホ依存は、社会問題でもある。愛知工業大学工学部情報メディア学科の小塚一宏教授の研究によると、歩きスマホは普通に歩くときと比べて視野が20分の1になるという。スマホ依存は、かなり深刻な問題なのだ。

 

 

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●文/河田俊男(かわだ としお)
1954年生まれ。心理コンサルタント。1982年、アメリカにて心理療法を学ぶ。その後、日本で心理コンサルティングを学び、現在、日本心理相談研究所所長、人と可能性研究所所長。また、日本心理コンサルタント学院講師として後進を育成している。翻訳書に「トクシック・ピープルはた迷惑な隣人たち」(講談社)などがある。

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