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働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。
結婚して15年になる伊原晃さん(仮名・40歳)は、3人家族だ。妻は学生時代の後輩で、1人娘は来年中学生になる。家族仲は良く、休日は3人でよく出掛けているが、10年前には考えられなかったことだ。かつて伊原さんの妻は育児ノイローゼが原因で、うつ病を患っていた。
「当時、私は仕事がとても忙しく、毎日終電で帰っていました。家に帰っても2、3時間寝たら会社に行くという状態で、仕事漬けの日々でした。そんな状況もあり、妻の異変に気づけませんでした。このままではまずいと思い、もう少し早く帰れる仕事に転職することにしました」
プログラマー35歳定年説
当時、伊原さんはシステム開発の会社でプログラマーをしていた。具体的に転職活動を始めたきっかけは妻のうつ病だが、会社を辞めることはそれ以前から考えていた。理由は、業界でささやかれていたプログラマーの35歳定年説だ。
「プログラムの技術は、たえず進歩しています。そのため、プログラマーに求められるのは新しい技術を習得していくバイタリティーと、臨機応変に対応できる柔軟性です。また、長時間労働になることが多く、体力も必要です。そうした点からプログラマーは若いほどいいとされ、続けられるのは35歳までという説がありました」
選択肢になかった仕事
転職活動の一貫で、伊原さんはエージェント会社に登録することにした。担当者との面談で、これまでの経歴を話しているうちに「うちで働かないか」と誘われたという。
「IT関連の業界に詳しいコーディネーターの増員を考えていたようです。それまで、まったく考えたことのなかった仕事でした。でも、プログラマーからの転身を考えていましたし、これまでの自分の経験が生きると思い、お話を受けることにしました。勤務時間も自分の裁量で決められる部分が大きく、毎日終電で帰るようなことにはならないというのも決め手でした」
プログラマーの仕事とはまったく違うことに不安を感じていた部分もあったが、入社早々、伊原さんは案件を1つまとめることができた。
「なんとなくやれるかなとは思っていましたが、実際に成果を出すことができて、自信がつきました」
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●取材・文/三宅航太
アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社の営業・編集、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信するビジネスやマネジメントなどに役立つ情報記事の編集業務に従事する。人事労務関連ニュースなどの記事作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。
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