「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!
成果を生むチームづくり/伊藤じんせい
ニュースPickUp
人が育つ会社/田中和彦
【現場に学ぶ】繁盛企業のマネジメント/岡本文宏
気持ちがラクになる1分心理学/吉村園子
事例で考える困ったときのマネジメント対応/山田真由子
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
人事労務関連ワード辞典
マンガ・ワーママ人事課長キノコさん
ココロの座標/河田俊男
【企業に聞く】人が活きる組織
労働ニュースに思うこと
人材育成のツボ
シゴトの風景
「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。
*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちらアイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。
パートタイマー白書や学生を対象にした就職活動に関する意識調査など、当研究所が独自で行っている調査から見えてくることを考察します。
あと2年 厚生年金・健康保険の適用拡大
前回、前々回と「パート・アルバイトの募集」に焦点を絞ってデータをご紹介しました。
前々回 >>>
「パート・アルバイト募集のポイント」
前 回 >>>
「パート・アルバイト募集のポイント②~意識の高いパート・アルバイトを獲得するには?~」
今回取り上げるのは、「厚生年金・健康保険の適用拡大」について。現在、厚生年金・健康保険への加入要件は、概ね「週30時間以上または年収130万円以上」となっています。しかし、2年後の平成28年10月からは「週20時間以上または年収106万円以上」に引き下げられることが決まっています(従業員数501名以上の事業所を対象)。
現在:「週30時間以上または年収130万円以上」
↓
今後:「週20時間以上または年収106万円以上」
保険料は、企業と労働者が折半して納めるもの。よって、厚生年金・健康保険の加入要件に該当する働き方の労働者が多くなればなるほど、企業側が納める金額も大きくなります。また、働く側も、「130万円の壁」が「106万円の壁」と低くなることで、今まで130万円を意識して就労調整をしていた層が、その働き方を「週20時間未満または年収106万円未満に引き下げる」のか、それとも「今までどおり働き、保険料を納める」のか、どちらに振れるのか動向が注目されています。
パート・アルバイトは、どう動くか?
『平成25年版 パートタイマー白書』を見ると、年収「103万円~130万円未満」で働いているパート・アルバイトのうち、何らかの意図を持って収入を制限している者は39.6%で約4割に上ります。収入を制限している理由は聞いていませんが、背景に「130万円の壁」があることは明らかです。
図1 収入制限をしているか
平成25年版パートタイマー白書
調査対象:直近1年以内にパート・アルバイトでの仕事探しをした者で、
現在無職またはパート・アルバイトで働いている者
有効回答者:1,438名
調査期間:平成25年4月11日~15日
※次ページ以降の閲覧には、会員登録(無料)が必要です。
●文/古橋孝美(ふるはし たかみ)
2007年、株式会社アイデム入社。求人広告の営業職として、人事・採用担当者に採用活動の提案を行う。2008年、同社人と仕事研究所に異動。「パートタイマー白書」「就職活動に関する調査」「新卒採用に関する企業調査」等のアンケート調査を担当。パートタイマーを重点に置いた非正規雇用の現状や今後の課題、中小企業における雇用状況について調査を進めている。
その他のコラム記事を見る
労働ニュースに思うこと
【現場に学ぶ】繁盛企業のマネジメント/岡本文宏
気持ちがラクになる1分心理学/吉村園子