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職場で、俺流マナー(その人だけがマナーだと思い込んでいること)に遭遇したことはありませんか?その時の効果的な対処法や、ビジネスマナーの本来の在り方について解説しています。
2008年9月1日〜9月31日の1ヶ月間、弊社WEBサイト「ブログ人事コレで委員会」にいただいたコメントをもとに書かれた記事です(「ブログ人事コレで委員会」は2012年3月末日に終了しました)。
☆そもそもマナーとは!?
「マナー」とは、
“人と人との関係が円滑に結ばれてゆくための心づかいであり、
相手を思う心を伝わるように表現したもの”
です。いわゆる、「思いやり(思いを遣ること)」であり、人々に共通して心地よいものと認識され、約束ごととして成立してきたものです。私たちは人生における満足や幸せを、次のふたつの欲求が満たされる自己報酬的な生き方のなかで感じます。
ひとつは“自分のあるがままを愉しみ喜びたい”という欲求、
もうひとつは“相手の存在を祝福し喜びたい”という欲求です。
他者への「マナー」は自己報酬的な生き方であり、人の幸せとともに自分が幸せを感じられる、感謝すべきおこないです。
「マナー」と近似したものとして、「ルール」があります。「ルール」は「マナー」同様、人間社会を円滑にするものですが、異なる点は罰則が伴うことです。「マナー」には罰則が科せられていません。
「マナー」は集団がつくるもので、その集団(一共同体、一地域)により千差万別です。また、その事柄には、種としての人類に普遍的に存在している表現法(例えば、眉をあげ少し口を開いて口角のあがった表情をする“微笑み”は、親和的な挨拶であると受け止められる)もあれば、時の経過とともに変化してゆく深さがあります。
このふたつのことから、「マナーは文化である」という側面から捉えることができます。文化が集団によって異なり、時代に応じて変化するものであるように、「マナー」も同様と考えることができます。
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中西 浩子 氏
株式会社ハミングバードコミュニケーションズ 代表取締役
ヘルスカウンセリング学会公認 心理カウンセラー並びにソーシャルスキルトレーナー(総合的コミュニケーションスキル)。
日本キャリア開発協会公認 キャリア・デベロップメント・アドバイザー(キャリアカウンセラー)。
全日本空輸株式会社国内線・国際線客室乗務員、チーフパーサー、秋草学園短期大学秘書実務・ビジネスマナー講師を経て、現在、アイデム人と仕事研究所にてビジネスマナースクールインストラクターとして活躍中。
著書 :「アルザス 心のヴァカンス」(共著)淡交社 「心に残る美人なしぐさ」中経出版
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