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人材育成のツボ

トラブルメーカーだった私が仕事を続けられた理由

アイデムの人材育成・研修部門の担当者が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。(2020年4月8日)

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 毎年4月になると、苦い新入社員時代を思い出します。みなさまはどのような新入社員だったのでしょうか。私は新卒の時に自動車販売店で働いており、迷惑ばかりかける問題社員でした。実際に入社1カ月以内にこのようなミスや問題行動を起こしました。

 

・入社5日後に寝坊で遅刻する
・展示場内で下取り車をぶつける
・名指しで社長宛てにクレームの手紙が届く など…

 

 やる気が無かったわけではありません。ですが、ミスをしないようにと気をつければ気をつけるほど、空回りをして周りに迷惑をかけてしまうのです。ミスをするから「会社に行きたくない」「この仕事に向いていない」と辞めたくなる気持ちでいっぱいでした。
 しかし、そんな私が「仕事が楽しい」と思えるまで、続けられたことには理由があります。

 

 

「○○してくれる先輩社員」の存在

 

 「仕事が楽しい」と思えるまで頑張れた理由は、先輩社員が私に「期待」をして接してくださったからです。例えばミスをしない為の改善策を一緒に考えたり、こまめに進捗確認をしてくれました。そして少しでもできる業務が増えると褒めてくださいました。

 

 ミスをするから任せないのではなく、「絶対にできるようになると信じて業務を任せてもらえた」ことで、仕事に対するモチベーションが高まりました。先輩方の期待に応えたいと、前向きな気持ちで取り組むことが出来ました。その結果、2年目に入る頃には売り上げの目標達成やお客様満足度に関して社内表彰されるまでに成長し、少しは会社に貢献することができました。

 

 実は、上司や先輩社員が期待をかけたり、褒めることは人を育てるのに有効と言われています。他者から期待をされると、相手の成績や能力の向上が見込めることを「ピグマリオン効果」と言います。ピグマリオン効果は、アメリカの心理学者が提唱している心理効果のことで、新入社員や人を育てるにあたりとても効果を発揮します。

 

 もし、ミスを繰り返しそのまま見放されていたらどうでしょう。おそらく仕事を嫌いになり、頑張らずに辞めていたと思います。社会人になり、不安もありましたが、期待してくれる先輩社員がいたからこそ、仕事の楽しさに気付くことが出来ました。

 

 

>>>次ページにつづく

 

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につづく

 

 


●文/豊岡梨紗(とよおか りさ)
株式会社アイデム 西日本事業本部キャリア開発支援チーム/人材育成・研修プランナー
幼稚園教諭一種免許、小学校教諭一種免許取得。大学卒業後、自動車販売店での勤務を経て、株式会社アイデムに入社。現在はキャリア開発支援チームにて研修プランナーとして、研修の企画提案・運営を行っている。

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