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働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。
総務省発表の2013年平均労働力調査によると、雇用者全体に占めるパートやアルバイト、派遣・契約社員などの非正規労働者の割合は36.6%(前年比1.4ポイント増)で、過去最高を更新した。
中でも、最初に就職氷河期と呼ばれた時期に学校を卒業した40歳前後の割合が増加している。35〜44歳の非正規労働者数(既婚女性を除く)は2002年には51万人だったが、2012年に104万人となり、10年間で倍増した。
非正規で働く理由は大きく分けて2つある。自らの意志で選んだ場合と、正規雇用を望みながらもさまざまな事情から非正規で働かざるを得なかった場合である。今回は、非正規で働く未婚の2人の事例を紹介する。
正社員経験なしの40歳
倉田雅夫さん(仮名・40歳)は配送会社のドライバーだ。雇用形態は契約社員で、働き始めて2年になる。大学を卒業し、社会に出てから倉田さんには正規雇用で働いた経験はない。
就職活動がうまくいかなかった倉田さんは大学卒業後、パソコンのプログラミングなどを学ぶために専門学校に入った。当時、システムエンジニアは人手不足で、周囲の薦めでパソコンを学ぶことにしたという。専門学校を卒業後、システム開発の会社に紹介予定派遣として勤務することになった。
だが、仕事内容が想像以上にハードだったことや上司と反りが合わなかったことなどから、半年後に退職。転職活動はうまくいかず、合間にやっていた配送会社の仕事をメインに働くようになった。
「配送の仕事は、専門学校に通っていたときからアルバイトでやっていました。今の会社ではドライバーをしていますが、それまでは主に荷物の仕分けをしていました。もくもくと作業をするのは嫌いではないので、長く続いているのだと思います」
配送会社での勤務はアルバイトだったが、しばらくしてから契約社員になった。10年ほど勤務した後、別の配送会社に転職したが、数年前に業務の縮小で契約が切られた。今の会社は、知人のツテで紹介してもらったという。
「私には正社員で働いた経験がありません。そのことで悩んだ時期もありましたが、毎日仕事をしているのだから、そんなに悲観することもないんじゃないかと思っています。“彼に任せればなんとかしてくれる”と、人から信頼を得られるようになっていきたいです」
30半ばを過ぎて
実家が洋菓子店を営んでいる大島由実さん(仮名・37歳)は高校生のころから、スタッフとして家業を手伝っていた。そんな経緯から就職活動では小売業や流通業など、人と接する仕事を希望していたが、縁に恵まれず、卒業までに就職先を決めることができなかった。
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