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人材育成のツボ

人材育成のスタートはマネジメント層から

当研究所の現場担当者が、新卒採用・教育研修の流れと、お客様との対話から感じたことをつづっています。

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  10年一昔とするならば、かれこれ一昔半、企業研修のプランナーとして、またマナー講師として、企業様とのやりとりから実感していることがあります。「人材育成のスタートはマネジメント層から」ということです。
  キッカケは、ある企業さまから、新卒新人教育について相談を受けたこと。とうわけで、本題「人材育成のスタートはマネジメント層から」を語る前に、まずは企業における新卒採用・教育研修の現状を、さらっておきたいと思います。


  中小企業の多くで、採用・教育部門の少数あるいは一人のご担当者が、新卒採用の実務を兼任しているのが現状です。 その業務を出来るだけ軽減し、多くの学生からのエントリー(応募)を受けるためにwebサービスが利用されます。こうして形成された母集団に対して、何らかの手段をもってスクリーニング(ふるいにかける)を行い、近い将来(遠くではなく!)、我が社で活躍してくれる(幹部候補!)であろう期待を込めて、採用の決断を行います。


  ところが、決断して一安心とはなりません。ほぼ同時期に次年度の採用活動(インターンシップ 職場体験 会社説明会など)が始まります。まさに息をつく間もない状況。新卒新人に対する教育には、到底手が回りません。結果、外部教育機関つまり私どもへ、新卒新人養成をご要請いただくことになります。


新卒新人養成で教える内容

<1>社会人としての心構え
  今まで通っていたキャンパス(学校)とは全く違う、会社、職場とはどのようなところか。
  校則とは違うルール(就業規則など)に則り、様々な年齢、経験を持つ社会人が「最も効果的な組織となりカを併せて仕事をしている」ことを理解する。

<2>仕事の基本 
  様々な年齢、経験を持つ社会人が、気持ち良く、しかも質の良い仕事をするのに必要なのが「仕事の基本」。具体的には、「仕事とは何か」「働くということ」「役割」などの把握と理解。加えて「報告、連絡、相談」のポイント、つまり指示・命令の受け方や報告の仕方を、シミュレーションを通じて、習得する。

<3>ビジネスマナーの基本
  よりよい人間関係の構築は、仕事をする上で欠かせない。また、互いに不快感を持たないためには、 感じのよさを表現することが常に求められる。その始まりとなるのが「挨拶・言葉遣い」。また、お客様に満足していただくこと(CS)を原点として、第一印象磨き(身だしなみ、立ち居振る舞い)、コミュニケーションスキル磨きを行う。

<4>ビジネスマナーステップアップ
  電話応対、来客応対、訪問時、メール、ビジネス文書など状況にあわせたビジネスマナーを習得。


  上の4つの項目は、どの業界・企業でも、規模、職種に関わらず、新卒新人が働く上で「最低限“知っていて”ほしい」「できれば“できていて”ほしい」ことばかりです。これを身につけさせるため、多くの企業が、採用規模やねらいなどに応じて、公開セミナーに参加させたり、自社に講師の派遣を依頼するなどして初期教育をプロに託し、効率的かつ効果的に“新・企業人”育成を行っています。

 

>>>次ページに続く

 

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大野博美
(アイデム人と仕事研究所 チーフプランナー/主任講師/キャリア・コンサルタント)

NHK報道局社会部で100名強の報道記者の勤務管理などのサポート業務、弁護士事務所の事務スタッフを経て、現在、アイデム人と仕事研究所で企業の教育・研修のプログラム作成、講師を担当。キャリア・コンサルタントとして新卒者、求職者の支援も行う。教育・研修を企画する際は、クライアント企業の要望をしっかり受け止め、さらにその奥にある潜在的なニーズを掘り起こすことを常としている。
また、自ら講師、キャリア・カウンセリングを担当し、受講生や求職者との触れ合いを大切にしている。講師としては明るく歯切れの良い研修を行うこと、カウンセリングでは的確なアドバイスをすることを心がける。企業のリーダー指導にも携わり、教える側の悩みに寄り添う仕事にも力を注ぐ。

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