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【企業に聞く】人が活きる組織

株式会社ユーシス/分社化戦略で人材育成、真の経営マインドを養う

やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。(2024年11月26日)

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■会社概要
本社所在地/東京都千代田区九段南4丁目8番8号 日本YWCA会館4階
設立/2014年9月
資本金/5,000万円
事業内容/上場企業または優良企業をターゲットにした基幹システムの設計・開発・運用コンサルティング、業務アプリケーション開発

 株式会社ユーシスは、大手システムインテグレーターや情報機器・ソリューションの大手ベンダーなどを主要顧客とする、従業員数26名(2024年11月現在)のシステム開発企業。同社では2014年の設立以来、5年ごとに経営者となることを志す社員を独立させる「分社化戦略」など、社員の経営マインドやマネジメント能力を育成するさまざまな施策を導入し、社内を活性化させている。そんな取り組みの内容や背景、効用などについて、代表取締役の五十嵐亮介さんに話を伺った。



代表取締役 五十嵐亮介さん


―御社は、「自主独立」を掲げて「分社化戦略」を打ち出されているのが特徴的です。まずはその狙いからお教えください。

 
今は盛んにDXの必要性が言われていますが、システム開発会社として、技術に精通しているだけではビジネスへのIT活用を提案することはできません。お客様のビジネスを理解し、課題解決や変革に向け、プロの視点で提案できる人材が必要です。当社は、そんなプロフェッショナル集団を目指しています。

 したがって、当社の社員は全員がITのプロであるだけでなく、営業やコンサルティングも行い、経営も理解する存在を目指しています。こうしたゼネラリストとしての集大成が経営者だと捉え、実際に経営者となることを目指す組織運営を戦略的に行っているわけです。その施策の柱が分社化戦略です。


―分社化戦略の内容について、ご説明ください。

 
当社では新卒者を多く採用していますが、エンジニアとして自分1人分の業務を余力をもってこなすことができ、リーダーシップを発揮できるレベルとなった者を年俸制の幹部社員に昇格させています。それまでは月給制の一般社員ですが、早ければ新卒入社から3年で幹部社員になる者が出現しています。認定するのは、全幹部社員による会議です。現在、幹部社員は半数以上を占めています。

 そして、5年ごとに経営者として独立したいと考えている幹部社員を募り、行動を共にする10名の仲間を集めることを条件に分社化させています。10名というのは、それぐらい人望がなければ会社経営は難しいという観点からです。10名を集める上で派閥をつくることを懸念される場合がありますが、私はむしろ派閥をつくるぐらいの力が必要であると思っています。一方で、派閥の弊害となる“派閥争い”的なことは一切ありません。分社後もゆるやかな企業グループを形成して協力関係を保っていきますし、社員全員が分社化戦略の趣旨をよく理解しているからです。
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