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パート/アルバイトの定着・戦力化講座

第8回「アルバイト一人ひとりの才能を見つけられますか？」

パート・アルバイトスタッフに「いかに定着してもらい、戦力として力を発揮してもらうか」についての施策や、考えるヒントなどを解説します。

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　今の時期は来年2月・3月のパート・アルバイトの「人材採用ゴールデン期間」に向けて、準備をしておくべきときでもあります。来年の業務を今のうちに始めることで、ライバル企業に遅れをとらない予防をしていきましょう。今回は、このコラムをご覧いただいた方だけが得をするプチ情報をお伝えします。それは「求人媒体に出す原稿」を練りに練るということです。来年1月15日あたりにバタバタ余韻が残る中で活動準備をするよりも、良い結果が得られるはずです。

　では、本題に入ります。今回のテーマは「才能」です。能力ではなく、あえて才能という言葉を使っています。「なぜ能力ではなく、才能なのか？」も含めて進めていきます。早速ですが、言葉の定義を確認しておきます（以下、『広辞苑』参照）。

◆才能
�〆傭里版塾蓮�
�△△觚朕佑琉貭蠅料納繊△泙燭老盈�によって得られた能力。＜例＞（才能）を発揮する、（才能）に恵まれる

◆能力
�（�事を成し得る力。はたらき。
�⊃歓筏’修隆霑壇�な性能。＜例＞知的（能力）、運動（能力）
��ある事について必要とされ、または適当とされている資格。＜例＞権利（能力）、（能力）者

　2つの言葉を見比べてみましょう。解釈が分かれるかもしれませんが、「才能＝未開発分野が多分にある（自身で分かっていない資質を多く含む）」、「能力＝努力の結果、自他共に認める強み」という意味に私は置き換えています。

　ここから人材育成に照らし合わせて考えると、パート・アルバイトは正社員と比べてさまざまな教育や指導を受ける機会や経験が少ないなどの理由で、『自身の何の才能を開発して、強み（＝能力）と捉えれば良いのかを理解していない』段階にいる人材が、ことのほか多いという認識をまずすべき、ということなのです。

　類義語としてこの2つの言葉にも触れておきましょう（以下『広辞苑』参照）。

◆資質
うまれつきの性質や才能。質性。天性。＜例＞（資質）に恵まれる、作家としての（資質）がある

◆センス
�（�事の微妙な感じを悟る働き・能力・感覚。＜例＞（センス）のいい服、ユーモアの（センス）がある
�∋徇検Ｊ�別。



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●文／植竹剛（うえたけ つよし）
1971年生。株式会社チームのちから代表取締役。大学卒業後、株式会社ロッテリア入社。店長経験を経て、チェーンストア化を目指す企業にヘッドハンティングされて転職。その後、数社で店舗運営に関するさまざまなノウハウを学び、2012年、組織における人の問題の解決支援を行う株式会社チームのちからを設立。これまで直接関わったアルバイト採用はのべ2万人、店長経験は11店舗に及ぶ。著書に『「できる店長」と「ダメ店長」の習慣』（明日香出版社）、『落ちこぼれスタッフから最強のチームを作る極意  店長養成道場』（日経BP社）がある。
オフィシャルブログ:  http://team-chikara.com/blog/
店長養成道場: http://tenchoyouseidojo.com/
バイトテロ対策: http://www.baitoterro.com/
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