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人事労務関連ワード辞典

トータルリワード

人事労務に関連するワード集です。基礎的なものからトレンドまで、さまざまなワードを解説します。(2026年10月1日)

トータルリワードとは、企業が従業員に対する「報酬(リワード)」を、「総合的(トータル)」な動機づけの仕組みとして捉える考え方のことです。報酬は、金銭的報酬と非金銭的報酬の2つがあります。トータルリワードはその2つを考慮し、従業員のモチベーションアップや業績向上を促すものです。


注目される背景

現在、働く人の価値観やライフスタイルは多様化しています。そうした中、企業が自社の従業員の働くモチベーションを上げたり、働き続けてもらったりするためには、給料や賞与などの金銭的な報酬だけでなく、仕事の面白さや働きやすい職場環境、成長機会の提供など、非金銭的報酬の提供も求められています。

また、近年、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少で、労働力不足が深刻化しています。企業には人材確保の重要性が高まっており、そのための施策としてもトータルリワードは注目されています。


<トータルリワードの全体像>

・金銭的報酬
給与、賞与、報奨金、各種手当、退職金など


・非金銭的報酬
やりがい、自己実現といった仕事面を充実させる仕組みの導入、勤務の柔軟性や良好な人間関係をサポートする労働環境の整備など

<例>リモートワーク・フレックス・時短などの柔軟な勤務形態、育児・介護休業制度、研修制度、キャリアパスの提示、資格取得補助制度、表彰制度


トータルリワードの導入で重要なことは、従業員にとって価値がある報酬を提供することです。そのためには、従業員のニーズを考えることが大切です。例えば、従業員が承認を求めている場合、仕事の成果に対して報奨金を用意するだけでなく、会社として称え、表彰することを考えてもよいでしょう。


導入のメリット

企業はトータルリワードの導入で、下記3つのメリットが期待できます。

・従業員エンゲージメントの向上
・定着率の向上
・業績向上

金銭的報酬と非金銭的報酬の提供は、多様な価値観を持つ従業員のニーズに応えやすくなり、従業員エンゲージメント(所属組織への愛着)の向上につながります。エンゲージメントが向上すれば定着率が上がり、求職者からの評価も高まって採用競争力も上がります。そうなれば従業員のモチベーションも上がり、組織として好循環が生まれ、企業全体の生産性や業績が向上していくでしょう。


<関連ワード>

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