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パート/アルバイトの定着・戦力化講座

第11回 「社員になりたい」と相談されたら

パート・アルバイトスタッフに「いかに定着してもらい、戦力として力を発揮してもらうか」についての施策や、考えるヒントなどを解説します。

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 皆さま、お疲れさまです! 株式会社チームのちから・アルバイト活用コンサルタント、店長養成道場・道場主の植竹剛です。

 突然ですが、読者の皆さまのうち、アルバイト先でそのまま社員になられた方はいらっしゃいますか? 飲食店や小売業では、「アルバイト→正社員→店長」というキャリアステップをされる方も結構いらっしゃいます。社員になりたいという動機はさまざまです。大きく分けると、下記の2パターンになるでしょうか。

 

 

(1)就職すべきだけど、特にやりたいこともない。手っ取り早く、今働いている所も正社員募集をしているし、応募してみよう。

 

(2)今の仕事は、将来独立して店舗を持つなどの夢の実現とシンクロしている部分も多い。アルバイトでは経験できないバックオフィス業務もありそうなので、社員登用を申し出てみよう。

 

 

 もうそろそろ時効だと思うので、私の過去話をお伝えします。ロッテリア時代にある店舗でマネジャーをしていたときのことです。10年選手のフリーターから、「社員になりたい」と相談されたことがありました。
 理由を聞くと、「今の社員(店長・マネジャー)の働きぶりを見ていると、やりがいがありそうなので」ということでした。とても忙しい店舗(全国で10本指の売上規模)で長い期間、第一線で活躍しているのでオペレーション能力はピカイチでした。

 

 

 しかし、私の中でどうもしっくりきません。「将来はどうなりたいの?」「夢は?」と問うと、しどろもどろ。結論は「なぜ社員になりたいのかを、自分の中でしっかり決めてから」ということで延期しました。しかし、本社へは打診を入れてみました。

 

 

 悪い予感が的中します。当人は高校1年生のとき、ロッテリアでのアルバイトが楽しくなり過ぎて、中退をしていました。実質、中卒扱いです。人事からは「高卒以上が要件だから無理」の一言で返されてしまいました。
 正直私は「ムカッと」しました。個人の能力を見る前に、そんなことでふるいにかけるとは。当人に説明し、「社員になれる方法を模索する。お前も夢を見つけなさい」とお互いに約束しました。

 

 

 

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●文/植竹剛(うえたけ つよし)
1971年生。株式会社チームのちから代表取締役。大学卒業後、株式会社ロッテリア入社。店長経験を経て、チェーンストア化を目指す企業にヘッドハンティングされて転職。その後、数社で店舗運営に関するさまざまなノウハウを学び、2012年、組織における人の問題の解決支援を行う株式会社チームのちからを設立。これまで直接関わったアルバイト採用はのべ2万人、店長経験は11店舗に及ぶ。著書に『「できる店長」と「ダメ店長」の習慣』(明日香出版社)、『落ちこぼれスタッフから最強のチームを作る極意  店長養成道場』(日経BP社)がある。
オフィシャルブログ:  http://team-chikara.com/blog/
店長養成道場: http://tenchoyouseidojo.com/
バイトテロ対策: http://www.baitoterro.com/

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