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厚生労働省は、過労死等の発生要因などを解明するために実施している平成28年度「過労死等に関する実態把握のための労働・社会面の調査研究」の結果を取りまとめ、これを公表した。
今回の報告書では、平成27年度の労働者アンケートの再集計・分析に加え、過労死等が多く発生している業種・職種である自動車運転者・外食産業、自営業者・法人役員等の雇用者に対してアンケートを行った。
有効回答数は、運送業(企業760件、労働者4,687件)、外食産業(企業451件、労働者2,533件)、自営業者1,296件、法人役員985件。
【ポイント】
◆「労働時間を正確に把握すること」及び「残業手当を全額支給すること」が、「メンタルヘルスの状態の良好化」に寄与することが示された
◆自動車運転従事者に対する調査において、業務関連の悩みやストレスをみると、「バス運転者」では「長時間労働の多さ」、「タクシー運転者」では「売上・業績等」、「トラック運転者」では「仕事での精神的な緊張・ストレス」がそれぞれ最も多かった
◆外食産業に対する調査において、業務関連の悩みやストレスをみると、「スーパーバイザー等」と「店長」では、「売り上げ・業績等」、「店舗従業員」では、「仕事での精神的な緊張・ストレス」がそれぞれ最も多かった
◆自営業者・法人役員に対する調査では、労働時間が長くなると、疲労蓄積度(仕事による負担度)が高い者や、ストレスを感じている者の割合が高くなる傾向にあることが分かった
詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ
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