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人材育成のツボ

組織の生産性向上へのカギ、「EQ」について考える

アイデムの人材育成・研修部門の担当者が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。(2024年4月11日)

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 最近よく耳にすると感じている言葉に「EQ」があります。個人的にはこの言葉をよく聞くようになったのはこの1〜2年くらいでしょうか。研修のご相談をいただき打ち合わせていると、お客様から「EQを高めるような研修をしたい」、「うちの社員はEQが低いと感じている」といった言葉をいただくことが多くなりました。

 先日実施したばかりの新入社員研修の打ち合わせでは、新入社員にEQを伸ばすことを意識させたいので、EQを高めるメリットについて研修でレクチャーして欲しいとのご依頼をいただき、プログラムに組み込みました。今回はこのEQについての考察を深めてみたいと思います。





EQとは何か?

 「EQ」とは、「Emotional Intelligence Quotient」の頭文字を取った略語です。日本語では、「心の知能指数」「感情知能」などと訳されますが、人が自身の感情をコントロールして応用する力を指しています。日常生活はもちろん、ビジネスでも活用できるとして、近年注目を集めている能力です。

 EQの基本となる理論は、1990年にニューハンプシャー大学教授のジョン・メイヤー博士と、エール大学学長のピーター・サロベイ博士が提唱しています。彼らの研究により、ビジネスの成功者は対人関係を築く能力が高いということが明らかにされました。つまり成功者の多くは、自身の感情を操りながら、良好な人間関係を維持している(=EQが高い)といえるとこです。

 自他の感情の動きに敏感な人ほどEQが高く、相手の気持ちを察したり自分の感情を冷静に保てたりするので、無用なトラブルが生じにくくなります。多くの人にとってはEQよりもIQという言葉の方が耳慣れていますよね。
この2つはよく似た言葉ですが、意味は大きく異なります。

 「IQ(Intelligence Quotient)」は、「知能指数」と訳される通り、数値の高い人は高い記憶力と頭の回転の速さを持っているのが特徴です。IQが頭脳の知能指数である一方、EQは心の知能指数。他人の気持ちや自分の気持ちを敏感に察する能力のことを指し、IQとは全く異なる能力です。IQの高い人がビジネスで成功しやすいと考えがちですが、昨今はビジネスでの成功のカギはEQにあると考えられるようになってきました。そのため、今後はEQの高い人材を確保するとともに、従業員のEQ向上に努めることが重要と考えられています。
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●文/山田賢司(やまだ けんじ)
株式会社アイデム 西日本事業本部キャリア開発支援チーム 人材育成・研修プランナー
大学卒業後、教職の道を志し、人生2度目の浪人を選択するも夢破れ挫折を味わう。その後、高額収入の得られる肉体労働やナイトワークに従事し資金を貯めた後、イベント企画会社を起業。しかし業績は安定せず見切りをつけ株式会社アイデムへ営業(現:採用プレゼンター)として入社。約20年間、顧客対応のみならずマネージャーとして営業所運営・部下指導についても多くの経験を積む。現在はこれら数々の経験を活かし、お客様が抱える課題解決のため、研修プランナーとして日々奮闘中である。
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