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新卒採用のゲンバ

三田証券株式会社/新卒の採用から育成までトップ主導で推進

新卒採用を行っている企業に、採用活動に関して工夫していることや取り組みなどについて伺います。

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 ウェルス・マネジメントとは、富裕層を対象にした総合金融サービスのことである。資産運用のアドバイスをはじめ、税務や法務、事業継承への助言など、顧客のさまざまな相談に応じている。

 1949年創業の三田証券株式会社は少数精鋭の強みを活かし、ウェルス・マネジメント業務や投資銀行業務、ファイナンス、ディーリング業務、不動産業務などの事業を展開している。近年、株式市場はリーマンショック、欧州債務危機、東日本大震災などの影響で低迷していたが、同社は2003年より10期連続で黒字経営を続けている。同社の管理本部副本部長兼総務部長、宮下順裕さんは言う。

「当社はお客さまとの信頼関係を重視し、幅広い金融知識と経験とスキルに裏づけされた、きめ細かいサービスを提供しています。資産運用の良きパートナーとなるために、お客さま一人ひとりのニーズにお応えできる体制を整えています」



管理本部副本部長兼総務部長 宮下順裕さん



将来を担う人材を育成

 昨年、同社は創業以来、初めて新卒社員を採用した。新卒採用は、三田邦博社長の肝いりでスタートしたという。

「新卒採用を開始した大きな理由は、今後、ウェルス・マネジメント業務のニーズの高まりが期待されるからです。ですが、日本では欧米ほどウェルス・マネジメントが浸透していないので、そうしたニーズにお応えできる人材が業界全体を見回しても不足している状況にあります。そこで、ウェルス・マネジメントを担える人間を育成したいという社長の考えのもと、2013年より新卒採用をスタートさせました」

 入社から3年間は業務知識の習得に努めてもらうという。社内外でさまざまな研修を受講したり、資格を取得してもらうなど、勉強することはたくさんある。

「週3〜4日は社長による研修を受けていただきます。1〜2時間程度で、内容は市場の分析や証券分析など、業務に関するさまざまなことです。社長は自分の分身を作るつもりで育成に臨んでおり、1人前になるまでに10年というスパンで考えています」



トップ主導による選考

 同社の選考プロセスは、まず三田社長による会社説明会から始まる。説明会の内容は金融業界のことから同社の事業内容、ウェルス・マネジメントのやりがいや将来性、具体的な仕事についてなどで、時間は1時間半程度。仕事に必要な資格の取得や業務知識を身につけるための勉強が大変なことなど、ありのままを話すという。

 説明会終了後、同社へのエントリーを希望する学生は、1次選考である適性検査を受ける。検査は1時間で、論理的思考能力や数理能力などを見るという。



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三田証券株式会社
●所在地/東京都中央区日本橋兜町3-11
●創立/1949年
●資本金/5億円
●所員数/65人
●事業内容/金融商品取引業、貸金業、宅建業
●ホームページ/ 
http://mitasec.com/about/
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