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繁盛店になる店舗マネジメント/岡本文宏

第1回「激動の時代はチームで成果を出そう!」

店舗マネジャー、FCオーナーとして14年、商店主専門のビジネスコーチとして16年、合わせて30年間、現場に関わってきた著者が解説します。(2021年4月1日)

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店は、店長で9割決まる!

 

 商店主専門ビジネスコーチとして16年、それ以前は、アパレル専門店チェーン勤務とセブンイレブンのFCオーナーとして14年、店舗の現場に合計で30年間携わってきた経験から、「店は店長によって決まる」と断言できます。チェーン店であれば、好調に推移していた店が、店長が変わった途端に売れなくなってしまったという例はいくらでもあります。

 

 店長の仕事は店の「人、商品、金、設備、情報」のマネジメントです。当然ですが、店の仕事を人に任せずに、何でもかんでも自分でやることはNGです。なぜなら、店舗における業務は膨大にあり、それを1人でこなすことは到底無理だからです。

 ですので、店長は仕事を抱え込まず、スタッフに任せることが大事と言われます。それが、店舗におけるマネジメントを行う際の基本スタンスであるとされてきました。

 

 もちろん、そのことはとても大切なことですが、コロナ禍の終息が見えず、数カ月、もしくは、下手をすると数週間先のことも、たしかなことが言えない状況下では、業務をすべて任せて、自分がいなくても回る組織をつくることが良しとされていた時代とは、異なるマネジメントを行う必要があると私は考えます。

 

 

 

 

 

鬼殺隊はチームで敵を倒す

 

 今、時代の流れが高速化しています。判断、行動することも、今まで以上にスピードを上げて行うことが求められます。 そうした中で、店長が取るべきマネジメントのスタイルは、スタッフと協力して、チームで稼働することです。スタンスとしては、チームを遠隔操作するのではなく、自らタクト(指揮棒)を振り、自らも行動することです。

 

 かつてヒーローは、ウルトラマンや仮面ライダーなど1人の強者が世界を救ってきましたが、今はチームで平和を守るのが主流です。昨年大ヒットした『鬼滅の刃』では鬼殺隊がチームで敵を倒します。ハリウッド映画の『アベンジャーズ』もチームで地球を危機から救いました。しかも、主人公は無敵ではありません。時に負けたり、傷ついたりします。これは、世の中に存在する『問題』が複雑化し、1人のヒーローやカリスマの力だけでは到底解決できない状況に変化したことを示唆していると私は捉えています。

 

 今、求められているのは「チームで稼働する」ことです。チームメンバーが持つ力を合わせれば、複雑化した問題を解決し、先が見えにくい状況下でも成果を上げられます。

 

 

>>>次ページにつづく

 

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につづく

 

 


●文/岡本文宏(おかもと ふみひろ)
メンタルチャージISC研究所株式会社代表取締役、繁盛企業育成コーチ
アパレル店勤務、セブンイレブンFC店経営を経て、2005年メンタルチャージISC研究所を設立。中小企業経営者、エリアチェーンオーナー、店長などに向けた小さな組織の人に関する問題解決メソッドや、スタッフを活用して業績アップを実現する『繁盛店づくり』のノウハウを提供している。『人材マネジメント一問一答』(商業界)、『店長の一流、二流、三流』(明日香出版)、『繁盛店のやる気の育て方』(女性モード社)など著書多数。
https://okamotofumihiro.com/

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