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働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。(2022年10月27日)
「最初のころは、『2人で過ごす時間が増えてラッキーだね』なんて、話していたんです。けれども次第に、夫婦そろってのリモートワークはしんどくなってきました」
勤務先がIT企業ということもあって、コロナ禍の初期からフルリモート勤務をしていた田辺健二さん(38歳)。その後、出版社に勤めるパートナーも、次第にリモートワークの回数が増えていったという。
当初は一時的なものかと思っていたので、パートナーがリモートワークの日は2人そろってリビングで仕事をしていたという田辺さん。コロナ禍前だったらあり得ないシチュエーションを楽しんでいたそう。
「一緒にランチを食べたり、気分転換にウォーキングをしたり、仕事後にネットで映画を観たりと、新鮮さもあって楽しく2人で過ごしていたんです。ところがそういった生活に慣れてくると、次第にデメリットを感じるようになっていきました」
ここ1年ほどは、田辺さんのパートナーもほぼフルリモート勤務状態。フルリモートになってから田辺さんはベッドルームで、パートナーはリビングの机で仕事をするのが日課になった。パートナーはリモートでの取材や会議の回数が多いらしく、その声が気になって仕事に集中できなくなっていったという。
「自分の前では見せない仕事上での妻のキャラクターを知ることができ、最初はそれもおもしろく感じていたんです。けれども、こちらが締切に追われているときに楽しそうな笑い声が聞こえると、だんだんイラつくようになってしまいました」
また、パートナーがリビングを占拠していることから、何かと気を使うことも増えたという。自分の仕事が早く終わったとしても、リビングでくつろぐことができず、ベッドルームにこもって動画サイトを観て過ごしている。
「『もうリモート会議はないから、こっちに来て大丈夫だよ』と言われても、隣で真剣にパソコンに向き合う彼女を横目に、テレビを観たりすることもできず…。話しかけるタイミングも難しく、だんだん妻がずっと家にいることがストレスになってきました」
田辺さんによると、パートナーも夫婦そろってのフルリモート勤務に、窮屈さを感じ始めているようだという。
「1人で過ごすのが好きな私と違って、妻は社交的なタイプ。たくさんの人とワイワイするのが好きなので、毎日私としか顔を合わせない生活にストレスを感じているんでしょうね。特に、仕事が追い込みのときはイライラしがちで、『今は話しかけないで!』『仕事が終わるまで、リビングに来ないで!』などと、キツイ言葉を投げかけられることもあります」
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