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人材育成のツボ

まだまだ!成長を止めないシニアスタッフ〜教育での注意ポイント〜

アイデムの人材育成・研修部門の担当者が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。(2024年9月12日)

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 人生100年時代と言われる昨今、高齢者の4人に1人が仕事に就いていると言われています。人手不足という状況下、今後、職場に高齢者が後輩として入社してくることも考えられます。その場合、「どのようなポイントに気を付けて教育すればよいのか?」「どのような事に配慮しながら指導すればよいのか?」などについて、私が担当している企業の事例を用いてお伝えします。





マンション管理員の研修

 私が担当しているのは不動産業の企業様です。マンション管理員を対象にした研修をお願いされ、今年に入ってから全2回の研修を実施しました。研修のテーマは1回目が「接遇マナー」、2回目が「聴く・伝える」です。富裕層向けのマンションなので求めるものが高く、ご依頼いただいた企業様が管理員に求めることは「安心」「信頼」「丁寧」「寄り添う」「暖かさ」「近寄りやすさ」です。これらの理想に近づくために接遇レベルの向上を目的とした研修を行いました。

 対象の管理員は、ほとんどがシニアスタッフです。定年退職するまで別の企業で勤務されており、セカンドキャリアとして管理員として働いている方が多く見受けられます。


シニアスタッフに研修する際のポイント

 長年、社会人として活躍されてきたシニアスタッフにあらためて「接遇を学びなさい」「マナーを見直しなさい」と言ったところで、すんなり受け止めてもらえるでしょうか。おそらく「今までの経験があるのに何で?」「そんなことはもう知っている」といった気持ちがあるのではないかと思います。そのため、研修の実施にあたり、以下の2つのポイントに気を付けました。

(1)目的と意味を説明する
 業務の指示の背景や目的を明確に説明し、その指示が「なぜ重要か?」を理解してもらうことや、指示に従わないことで「どのような影響があるのか?」を具体的に説明するようにしました。例えば、研修の冒頭に会社の想いや目標としている姿を講師よりお伝えしました。研修に臨む姿勢を形成するためで、受講者に「私たちは会社からこんなことを求められている」との自覚を持っていただけたのではないかと思います。

(2)受講者の信頼を得られる講師を選ぶ
 受講者は長年社会人としてのご経験がある方が多く、知識やスキルに対して厳しい目を持っている方もいらっしゃると思います。そのため、講師の選定は慎重に行いました。人生経験を重ねた方々からも信頼をいただける講師でなければいけません。また、具体的な問題や課題に対して、実践的なアドバイスや解決策を提供できることも重要です。
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●文/林原菜美(はやしはら なみ)
株式会社アイデム 西日本事業本部キャリア開発支援チーム 人材育成・研修プランナー
大学卒業後、航空会社にて地上係員として航空保安・お客様対応に従事し、社内教育・指導を務める。その後株式会社アイデムに入社。西日本事業本部にて、企業・商業施設の研修企画を行い、お客様が抱える課題に向き合っている。
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