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人材育成のツボ

身に付く研修、身に付かない研修

アイデムの人材育成・研修部門の担当者が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。(2025年7月10日)

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 2019年から2023年にかけて、新型コロナウィルス蔓延の影響で企業研修の実施は激減しました。コロナ禍が長引く中で、少しずつではありましたが、研修再開に動き出す企業が増え始めていきました。人を集めないオンライン研修のニーズが飛躍的に高まり、Zoomに代表されるオンラインシステムを活用し、様々な研修を企画させていただいたことがすでに懐かしくもあります。

 当初は企画する側だけではなく、受講する側にとっても新しいカタチの研修ゆえになかなか思うようにいかず、トライ&エラーを繰り返しつつ、徐々に会場集合型研修と遜色のないクオリティの研修を提供できるようになっていきました。
私自身そのように感じていましたが、コロナの脅威が去り、かつてと同じ対面集合型研修が再開されるようになると、その考えの誤りに否応なしに気付かされました。

 初めに申し上げますが、私は決してオンライン研修が対面集合型研修に劣るとか、否定的考えを持っている訳ではありません。それぞれの研修形態には得手不得手(向き不向き)があるという風に感じています。「どちらの形態で研修を開催するか」は、両者の特徴を押さえた上で研修内容と照らし合わせて考える必要があります。





オンライン研修の特徴

 
オンライン研修はインターネットに接続できる環境さえあれば、移動時間や場所を選ばず受講が可能です。ヘッドセット(イヤホン)をしてPC画面を通して受講するので、集中しやすい点もメリットとして挙げられます。

 特に受講者側がカメラやマイクを使用しない「視聴型」のウェビナーはオンライン研修の代表格です。講義を聴く時間が多い研修であれば、会場よりも優位な点が多いと考えます。会場受講の場合、人数の多寡にもよりますが、座席位置によって聞き取りやすさや板書の見やすさに差が出たりしますが、オンラインの場合そのような心配は一切ありません。受講後にアーカイブ配信のある研修も多いので、途中聞き漏らした箇所があったとしてもカバー可能です。

 一方、カメラ・マイクを使用した「参加型」の研修において、しばしば遭遇するのがカメラやマイクが機能しないといった参加者個人のトラブルです。多くは周りのサポートで解消できますが、中には問題解消できず、そのまま受講いただくこともあります。こうなると演習に正常に参加できず、当人の満足度は下がってしまうかもしれません。これはオンライン全般に言えることですが、Wi-Fiの強弱など通信品質や使用するデバイスのスペックによっては非常にストレスフルな状態での受講を余儀なくされる場合があります。

 また、参加型の演習では個室に入ってのディスカッションを行ったりも出来ますが、対面のようにはスムーズにいかないことが多々あります。講師がサポートのために各個室を覗くことはできるものの、部屋数が多いと1グループに滞在できる時間が短時間に限られてしまい、フォローを必要としているグループにタイムリーな対応をすることは至難の業です。
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●文/山田賢司(やまだ けんじ)
株式会社アイデム メディアソリューション事業本部キャリア開発支援チーム 人材育成・研修プランナー
大学卒業後、教職の道を志し、人生2度目の浪人を選択するも夢破れ挫折を味わう。その後、高額収入の得られる肉体労働やナイトワークに従事し資金を貯めた後、イベント企画会社を起業。しかし業績は安定せず見切りをつけ株式会社アイデムへ営業(現:採用プレゼンター)として入社。約20年間、顧客対応のみならずマネージャーとして営業所運営・部下指導についても多くの経験を積む。現在はこれら様々な経験を活かし研修プランナーと神社の宮司、2つの顔を使い分けつつ日々奮闘中である。
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