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成果を生むチームづくり/伊藤じんせい

指摘を素直に受け取れる3ポイント

一人一人が自発的に行動するチームを作るために、リーダーは「何を考え、どう行動すればいいか」を解説します。(2025年7月23日)

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 人に改善を促すとき、あなたは普段どのような指摘の仕方をしていますか? 「もっと笑顔でお客様に対応しなさい」「丁寧に仕事はすべきだぞ!」など、ついストレートに指摘をしてしまい、相手から反発を受けてしまった経験はありませんか?

 では、どうすれば指摘を素直に受け取ってもらえるのでしょうか? そのカギは『伝え方』にあります。受け入れてもらいやすくする伝え方のポイントは3つあります。今回ご紹介する3ポイントを実践することで、指摘を受けた人はあなたの指摘を自然に受け止めやすくなります。これを職場全体で共有すると、メンバー同士が前向きに意見を伝え合えるようになり、協力して問題を解決できる強いチームへと成長します。





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 1つ目のポイントは、「疑問形」で伝えることです。例えば、「報告が遅いぞ」と命令するのではなく、「次回、間に合わせるにはどうすればよいと思う?」という疑問形で伝えます。こうすることで、相手は考える余地を与えられ、自ら改善点を見つけようとする姿勢が引き出されます。

 ただし、「なぜ遅れたのか?」といった原因追求型の質問は、相手にプレッシャーを与えることがあるので要注意です。ポイントは、「どうすれば、よりよくなると思うか?」といった、未来に意識を向ける質問にすることです。さらに、厳しい指摘が必要な場合には、伝える前に「今少しお伝えしても大丈夫ですか?」と事前確認の一言を入れるだけでも、相手は心の準備ができ、よりスムーズに受け入れやすくなります。


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 2つ目のポイントは「説得力」です。そのために効果的なのが、客観的な事実や数字を用いた具体的な伝え方です。例えば、「最近、面接対応が雑になっている」と言うよりも、「面接満足度のアンケート結果が、以前は5点中4.5だったが、直近3カ月では平均3.8に下がっている」と伝えた方が、相手は現状を冷静に受け止めやすくなります。

 事実や数値は、相手を責めるための“武器”ではなく、あくまで「現状を把握するための材料」として提示することが重要です。客観的な情報の共有は、自己認識を深め、自発的な改善意欲を促し、チーム全体の前向きな行動へとつながります。
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●文/伊藤じんせい
チームビルディングコンサルタント。大学卒業後、測量会社勤務、行政書士事務所開業を経て、世界的な経営コンサルタント、ジェームス・スキナー氏のセミナーでチームビルディングのメソッドを学ぶ。現在、スキナー氏が創業した有限会社トゥルーノースのビジネスパートナーとして、コンサルティング活動を行っている。支援実績として、半年間で金属加工会社の売上15%増・利益率10%増、食品卸売会社で売上4.3倍を実現。木工加工会社では下請け依存体質から脱却させ、新事業の売上1,800万円を達成。著書に『自走するチームの作り方』(つた書房)。
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