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成果を生むチームづくり/伊藤じんせい

リーダーが育つ環境をつくる

一人一人が自発的に行動するチームを作るために、リーダーは「何を考え、どう行動すればいいか」を解説します。(2025年9月25日)

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 社員が消極的でリーダーが育たない。そんな悩みを抱える組織は多いものです。では、どうすればリーダーは育つのでしょうか。今回はリーダーが育つための環境や考え方について、解説していきます。


1.カギは、安心できる職場

 若手社員が「リーダーはやりたくない」と思うのは、失敗への恐れがあるからです。「絶対に失敗してはならない」という不安があると、一歩を踏み出せません。だからこそ、最初に必要なのは職場の「心理的安全性」なのです。会議での発言を歓迎し、ミスを改善の機会ととらえ、的外れな提案にも感謝する姿勢を示すだけで職場の雰囲気はよくなります。「失敗を恐れるよりチャレンジしていこう」と伝えるだけで、ハードルは下がり、「私もリーダーをやってみたい」と思える若手社員が自然と増えてきます。





2.共感力で信頼関係を築く

 今、求められているリーダー像は、指導力を持ったカリスマではありません。「この人は、自分のことをちゃんと見てくれている」と感じられる“共感型リーダー”です。特に若手社員は「自分を理解しようとしてくれるか?」で人を判断します。共感力は「特別な才能」ではなく、意識すれば身につけられる力です。答えを急がず、相手の話を最後まで聴く。「それは違う」とジャッジせず、「そう考えたんだね」と受け止める。「どうしてそう思ったの?」と興味を持って尋ねる。このようなコミュニケーションを実践することで、共感のある対話が職場の日常になります。


3.経験の浅いリーダーを先輩のサポートで成長を後押し

 リーダーの候補者はいても、会社が任せることに不安を感じていたり、本人に自信がなかったりして、登用が先送りにされることがあります。しかし、リーダーは経験で育てるものです。小さな業務から挑戦を積ませることで、自信や判断力が磨かれていきます。だからこそ「任せる」と「見守る」のバランスが大切です。リーダーを任せるために、例えば次のようなステップが有効です。

【ステップ� 曠汽屮蝓璽澄偲�な立ち位置で打ち合わせの進行や引き継ぎ対応など、小さなリーダー体験を積んでもらう

【ステップ�◆曚修療堙戞∨椰佑亡響曚魑瓩瓠◆峇萃イ辰薪澄廖崋_鵑泙任鵬�善したい点」を話してもらう

【ステップ��】状況を見ながら判断・企画・運営など、裁量の幅を広げていく

 
このときに大切なのは、「いつでも相談できる」環境を作っておくことです。壁にぶつかったときに「まだ早かった」と結論づけるのではなく、「一緒に考えよう」と言えるかどうかが分かれ道になります。
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●文/伊藤じんせい
チームビルディングコンサルタント。大学卒業後、測量会社勤務、行政書士事務所開業を経て、世界的な経営コンサルタント、ジェームス・スキナー氏のセミナーでチームビルディングのメソッドを学ぶ。現在、スキナー氏が創業した有限会社トゥルーノースのビジネスパートナーとして、コンサルティング活動を行っている。支援実績として、半年間で金属加工会社の売上15%増・利益率10%増、食品卸売会社で売上4.3倍を実現。木工加工会社では下請け依存体質から脱却させ、新事業の売上1,800万円を達成。著書に『自走するチームの作り方』(つた書房)。
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