「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!

「経営者やパート従業員の意識」等について、さまざまなデータを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

アイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

ビジネスで使える心理学/菊原智明

【第46回】トップ営業マンになるための「モデリング」

商談や接客時など、ビジネスシーンに応用できる心理学の知識を解説します。

モデリングとは?
 

 モデリングとは、広義の意味での模型(モデル)を組み立てる事をいいます。何かしらの対象物を見本(モデル)に、そのものの動作や行動を見て、同じような動作や行動をするのがモデリングです。
 人間(主に子供)の成長過程ではモデリング、つまりまねすることで学習・成長するとされています。


・解説

 好きな芸能人、スポーツ選手など、憧れという意識からその人に少しでも近づきたいという心理が発することがあります。また対象者のファッションやしぐさなどをまねしたりします。こういった行為をモデリングといいます。
 

 誰を好きになり、誰をモデリングするかによって自分自身が大きく変わるのです。誰を師匠にするのか?によって天と地ほども結果が違ってきます。
  いい人をモデルにすればいい方向へ向かいますし、悪い人をモデルにすれば悪い方向へ行ってしまいます。とはいえ、理想的なモデルがそばにいるとは限りません。
 

 近くにいるのはダメな先輩と、誰もまねできない特殊な売り方で結果を出す先輩しかいないこともあるでしょう。むしろそのようなケースの方が圧倒的に多いのです。
 しかし、どんな人であってもモデリング対象にすることは可能です。
 

 ダメ営業マン時代、私のすぐそばにダントツに結果を出す先輩がいました。しかし、その先輩を見て《あの人は別格だ、とても参考にならない》と別次元の人のように見ていました。
 しかし本当にまねできないことばかりだったのでしょうか?あいさつの仕方、立ち位置、表情…などのまねできることがあったはずです。
 

 他にもヒントはたくさん存在しています。営業をしているときだけでなく、普段の行動からまねできることもあります。

・帰りの3分間は机周りを片付けている
・ランチは早めに出る
・会議には一番早く行っている
・電話に出るときは明るく大きな声で出ている 
 
などなど。
 
 ささいな事ですが、注意して観察していれば自分とは違う点に気づきます。逆にダメな営業マンはなぜダメなのか良く観察しましょう。《こうならないように気をつけよう》と反面教師にすればいいのです。
 
 トップ営業マンをモデリングする事は大切です。しかし、いきなり特殊な営業スキルをまねしてもいい結果にはつながりません。結果ではなくプロセスをよく観察するのです。そしてささいな事からまねして下さい。それだけでも呼び水となり営業活動がうまく行く事もあります。


 まずは、売れている人、調子のいい人のささいな習慣や行動を観察して1つまねしてみましょう。


 
菊原智明●営業コンサルタント/関東学園大学経済学部講師。大学卒業後、大手住宅メーカーに入社し、営業部に配属。7年間のダメ営業マンから4年連続トップ営業マンへ。現在は【訪問しないで売る】営業のコンサルティングと大学生に向けて【営業の授業】を行っている。著書に『訪問しないで「売れる営業」に変わる本』(大和出版)、『トップ営業マンのルール』(アスカビジネス)など多数。
http://www.tuki1.net/

この記事のキーワード

クリックすることで関連する記事・データを一覧で表示することができます。

一覧ページへ戻る

2ページ目以降をご覧になるには、会員ログインが必要です。
会員登録(無料)がお済みでない方はこちら

会員登録(無料)はこちら

その他のコラム記事を見る

人気記事ランキング

ココロの座標/河田俊男

[第97回「仕事が遅い理由」]
人の心が引き起こすさまざまなトラブルを取り上げ、その背景や解決方法、予防策などを探ります。

事例で考える困ったときのマネジメント対応/山田真由子

[第1回「セクハラを受けていると相談されたら」]
働き方や価値観が多様化する中、マネジメントは個別対応が求められています。さまざまな事例から、マネジャーに求められる対応を解説します。

人材育成のツボ

[組織の生産性向上へのカギ、「EQ」について考える]
アイデムの人材育成・研修部門の担当者が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。
注目のコンテンツ

人と仕事研究所Facebook